『春の足音を聴く道具』を使うと、春の訪れを音で確認することができます。
寒い冬は苦手
冬は寒くて苦手だというのび太。
ドラえもんは『春の足音を聴く道具』を地面に当て、春はもうちょっとしたら訪れそうだと予想します。
藤子F不二雄大全集ドラえもん10巻「はるかぜうちわ」P93:小学館
その後は『はるかぜうちわ』で春の一部を先取りするのですが、結局は自然の成り行きに任せることになり、首を長くして春を待つのでした。
音で感じる春
『春の足音を聴く道具』は、ラッパと聴診器が合体したようなデザインをしています。
ラッパ部を地面につけてもう片方を耳に当てると、もし春が近いようであれば遠くの方から春の足音がズシンズシンと聞こえる仕組みです。
足音にもいろいろな種類があると思いますが、春はまるで巨人のような音をたてるようです。
用途は春だけか?
今回の『春の足音を聴く道具』はシーンが春で使われていますが、他にも夏・秋・冬でも効果が期待できます。
積極的にこのひみつ道具を使って待ちわびるようなことはないかもしれませんが、一種のネタ作りにはいいかもしれませんね。
春の接近を知る方法
実は他にもこれと似たようなひみつ道具があり、それは『具象化鏡』です。
関連ひみつ道具
『軽い足取り』『耳の痛い言葉』など日本語特有の言い回しを実際の現象として起こす効果があります。
これを使うと、春が近づいていると遠くのほうからズシンズシンと大きな足音が聞こえるのです。
ある意味『春の足音を聴く道具』の進化版が『具象化鏡』といえるでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます