『いっすんぼうし』をかぶると体が小さくなります。
1つしかないアイスクリームを大量に食べたい時など、体を小さくするメリットは実はたくさんあります。
いっすんぼうしでジャイアンをやっつけろ
のび太が買ったソフトクリームをジャイアンが食べてしまいました。
お金を出したドラえもんは怒り狂い、『いっすんぼうし』でジャイアンを小さくしてこらしめてくるようのび太に言います。
『いっすんぼうし』をかぶると体がみるみるうちに小さくなり、まるで一寸法師のようになってしまう効果があります。
ドラえもん16巻「いっすんぼうし」P128:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
相手にかぶせて小さくしたところをこらしめる方法もありますが、のび太はみずから『いっすんぼうし』をかぶって小さくなり、ジャイアンの服に忍び込みます。
くすぐったがりのジャイアンの弱点をついた戦法で、根負けしたジャイアンはのび太にソフトクリームの代金を支払ってくれたのでした。
最後はのび太とドラえもんで『いっすんぼうし』をかぶり、大量のソフトクリームを2人で分けて楽しんだのでした。
ドラえもん16巻「いっすんぼうし」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
スモールライトとの違い
体を小さくする道具といえば『スモールライト』が代表的なひみつ道具ですね。
『いっすんぼうし』も体を小さくする点では同じですが、ぼうしを脱げば元の体の大きさに自分で戻れる点で異なります。
スモールライトを浴びると、解除ボタンを押すか、ビッグライトを浴びるか、持続時間がすぎるのを待つかしないと体は元に戻りません。
体が小さくなっているので一人で元に戻るのは至難の業なのです。
一方の『いっすんぼうし』は帽子を脱ぎさえすれば体は元に戻ります。
風でぼうしが飛んで意図しないところで体が大きくなるデメリットはありますが、自らの意思で体の大きさを変えることができるのが『いっすんぼうし』の特徴です。
体を小さくしてエコライフ!
ストーリーのオチで、のび太とドラえもんは小さくなった体でお腹いっぱいソフトクリームを食べることができました。
体が小さくなれば、それだけエネルギー消費は減り、食費は浮き、住む場所にこまることもありません。
エコがさけばれる昨今、スモールライフは理想的な生活といえるでしょう。
もちろん昆虫の驚異や、誰かに踏み潰されてしまう危険は伴います。
何があってもすぐに元の大きさに戻れるよう、抜ぐだけで元の体の大きさに戻ることができる『いっすんぼうし』が適しているといえるでしょう。