『こじきのじゅうたん』はお金をめぐんでもらう時に使うと便利なひみつ道具です。
ドラえもんの代わりはドラミちゃん
ドラえもんに丸1日の休息を与えるために強制的に電源を切ってしまったドラミちゃん。
のび太のお世話はドラミちゃんが担当することになりました。
ドラえもんの整理整頓されていない四次元ポケットを適当にあさってみると、『こじきのじゅうたん』や『奇術用のトランク』など意図しないものばかりが出てきてしまいます。
藤子F不二雄大全集ドラえもん2巻「ハイキングに出かけよう」P377:小学館
しっかり者のドラミちゃんがほとほと困り果ててしまう様子が描かれています。
お金がほしい時はこれ
『こじきのじゅうたん』を広げてスイッチを押すと、道端でお金を誰かに恵んでほしい時に使える専用の道具一式が飛び出してきます。
- スピーカー:オメグミクダサイ、と大音量で宣伝する
- 容器:お金を入れるための容器
- 立て札:お金はこちらへ、とわかりやすく文字で表示
これだけ揃っていれば道行く親切な人たちがきっと少額ばかり恵んでくれるのではないでしょうか。
実際に使うことは・・・ない?
日本では物を恵んでほしいと路上で見かけることはあまり多くありません。
海外では宗教観の違いから人に施しをすると良いという考えが多く、進んで寄付をするシーンがよくありますね。
ドラえもんたちがいる未来の世界でもこの習慣は残っているのでしょう。
のび太のパパはこじき?
コミック2巻『かならず当たる手相セット』の回で、会社の余興の練習をしていたのび太のパパがこじきに扮装するシーンが描かれています。
ドラえもん2巻「かならずあたる手相セット」P101:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄著
こじきつながりでの紹介のワンシーンでした。
このひみつ道具はこの巻で読めます