時間を長く感じるようになる『時間ナガナガ光線』。
楽しいことを長く楽しむための道具ですが、のび太は家出するために使いました。
行方不明ののび太?
口うるさいママから逃げたいと考えていたのび太はドラえもんに頼みこみ『時間ナガナガ光線』を借ります。
この光線を浴びると10分間が1時間のように感じるようになり、なかなか帰らないのび太をママが心配するという構図を想像していたのです。
ドラえもん25巻「のび太のなが〜い家出」P8:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
いつまでも遊んでいて(と思っている)帰ってこないのび太にイライラしながら、次第にこれはただごとではないと勘付き始めるママ。
パパや警察に相談しても取り合ってもらえず、とうとう神頼みを始める始末。
見るに見かねたドラえもんがのび太を迎えにいき、3時間ぶり(ママにとっては18時間ぶり)に帰ったのび太に安堵したママなのでした。
ドラえもん25巻「のび太のなが〜い家出」P14:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
本来の目的とは違う使い方の時間ナガナガ光線
本来『時間ナガナガ光線』は楽しいことを長時間楽しむためのひみつ道具です。
今回はドラえもんの強力もあってママに家出と勘違いさせたのですが、こういう使い方はあまりおすすめできませんよね。
ママはのび太が誘拐されたのではないかと憔悴しきった様子だったので、気が気でなかったでしょう。
似たひみつ道具
時間の経過を遅くするひみつ道具として似た効果を持つものが
- 三倍時間ペタンコ
- 時門
が挙げられます。
タイムマシンをはじめとし、未来の世界では時間さえも自由にコントロールできるテクノロジーがあります。
現代でも時間に対する価値観の話がいろいろありますが、ドラえもんの時代には働きたい人はどんどん働き、そうでない人はとことん楽をし、大きな格差が生まれているのかもしれません。
このひみつ道具はこの巻で読めます