どんな落書きでもキレイに吸い取ってしまう『万能クリーナー』の紹介です。
調子のいいスネ夫
風邪で休んでいた間のノートをジャイアンに渡すことになったスネ夫ですが、実は日頃のうらみをノートに書き溜めていたので見せることができません。
ドラえもん42巻「万能クリーナー」P87:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんとのび太はマンガとアイドルのサインを交換条件に『万能クリーナー』で落書きを消してあげるのですが、調子のいいスネ夫は約束を破ってジャイアンを味方につけてしまうのです。
スネ夫をこらしめるため、時を止め、『万能クリーナー』で吸い取った落書きを元通りにし、マンガもサインも吸い取り、果たしてスネ夫の運命やいかに?
ドラえもん42巻「万能クリーナー」P93:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
書いたもの・印刷物を吸い取ります
雑誌やマンガ、プリントされたものならなんでも『万能クリーナー』でキレイさっぱり吸い取ることができます。
ボールペンで書き損じてしまったときなどに活用できますね。
吸い取ったものを戻すことが可能
『万能クリーナー』のすごいところは吸い取った文字や絵柄をそっくりそのまま別の用紙に戻すことができる点にあります。
消すだけなら修正液でも対応可能ですが、他に移すのは未来の技術のおかげでしょう。
これなら0点でもへっちゃら
もしのび太が『万能クリーナー』を悪用するなら、0点の答案用紙を吸い取ってしまったり、点数を書き換えたりしそうですね。
今までその描写がないところを見ると、のび太としても最低限の正義を貫き通す姿勢を見せているだろうと予測できます。
スネ夫の変わり身の速さに驚き
調子のいいスネ夫は常に利害関係を分析して自分に利益がある方に簡単になびいてしまいます。
都合のいい時だけいい顔をみせ、立場が危うくなると他人を犠牲にして生き延びようとする姿は、一見すると卑怯のかたまりに見えますが、厳しい世間を生き延びていく術を幼いながら身につけている一種の才能といえるかもしれませんね。