家の中を迷路にすることができる『ホームメイロ』。
気軽に使うと二度と抜け出すことができない大迷宮になる恐れがあるので、注意が必要です。
家の中で迷子になる
広い広い友達の家の中で迷子になってしまったのび太は、自分の家も迷路になったら楽しいのに、とドラえもんにおねだりします。
ドラえもんが取り出したのは『ホームメイロ』。ドラムを回せば回すほど、家の中が複雑な迷路に変身します。
ドラムを一回転して簡単な迷路を解いたのび太は、調子にのって『ホームメイロ』をこれでもかという程に回します。
ドラえもん18巻「ホームメイロ」P97:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
「そんなに回したら大迷宮になって抜け出すことができなくなる」というドラえもんの忠告を無視して進むのび太ですが、だんだん雲行きが怪しくなってきます。
道は複雑に入り組み、似たような通路が続き、行っても行っても出口が見つかりません。
ドラえもん18巻「ホームメイロ」P100:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『ホームメイロ』を置いてあるのび太の部屋にすら戻れなくなったドラえもんとのび太は絶望の底に落とされてしまうのです。
そこに登場したのは仕事帰りのパパ。
家の玄関が偶然のび太の部屋につながり、パパが『ホームメイロ』を解除したおかげで家は元通り。
間一髪のところで野比家は救われたのでした。
恐怖!大迷宮の恐ろしさ
ドラえもんに登場するひみつ道具の中でも特に注意が必要なのが『ホームメイロ』です。
コミックに登場したように、調子に乗って回しすぎると誰も抜け出すことができない複雑な大迷宮になってしまいます。
ドラえもん18巻「ホームメイロ」P98:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
迷路に一人で挑戦することは絶対にしてはいけません。
少なくとも一人は『ホームメイロ』の場所で待機し、一定時間たってもクリアできなければすぐに解除できるようにする必要があります。
しらみつぶしにルートを当たっていくにしても進むべきルートが多すぎるので、必ずどこかで失敗してしまうでしょう。
パパのファインプレー
野比家の危機を救ったのはパパの行動です。
仕事から帰ったパパが玄関を開くと、目の前にはなぜかのび太の部屋と『ホームメイロ』が。
ドラえもん18巻「ホームメイロ」P101:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
「この機械はなんだ?」の言葉とともにホームメイロのドラムを回す様子が描かれていますが、ここにはパパのいくつものファインプレーが隠されています。
怪しんでも家(部屋)を出なかった
玄関を開けてのび太の部屋が現れると、普通はおかしいと感じて家(部屋)を出るでしょう。しかしパパはそのまま部屋に残ったのです。パパまで大迷宮に迷い込んでいたら、今頃ドラえもんたちは・・・
ホームメイロに触れようと思った
使い方がわからない機械に触れてみようというパパの好奇心がファインプレーです。誤作動や故障を恐れて、知らない機械は普通は触れないものですが、パパが触れてくれたおかげです。
ホームメイロを正しい方向に回した
ホームメイロを逆回転させると迷路は解消されますが、もし反対に回していたら家の大迷宮はさらに複雑さを増していました。
遊び感覚では使わないように
もし『ホームメイロ』を手に入れたとしても、遊び感覚で気軽に使わないようにしましょう。
遊ぶ時はかならず2人以上で、さらに何かあってもすぐに対処が取れる準備をした上で迷路に挑戦しましょうね。