『本人ビデオ』を使うと、対象物の動作をビデオのように早送りしたり巻き戻したりすることができます。
事故の検証や印象的なシーンを繰り返し確認するときに有効的ですね。
タイミングが悪いのび太
珍しく先生から褒められたのび太ですが、ドラえもんは普段ののび太の行いを知っているのでなかなか信用しません。
そこで『本人ビデオ』を使って先生に褒められたシーンを再現することに成功します。
ドラえもん23巻「本人ビデオ」P8:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
やっている人からすればとても便利なひみつ道具ですが、繰り返し行動する側からすれば迷惑千万は話ですね。
パパの前でも先生に褒められたいと考えたのび太でしたが、誤って叱られている時間帯を指定してしまい、パパの前で盛大にやらかしてしまったのでした。
現場検証する時は注意
出来事を繰り返し再生することができるので、事故現場などを検証する時に特に役立ちます。
調子にのったのび太は通行人同士の衝突現場に出くわし、『本人ビデオ』を使って現場検証をすることにします。
ところが何度も何度も衝突を繰り返したことで当事者たちはさらにケガをする最悪な結果に・・・。
ドラえもん23巻「本人ビデオ」P13:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
『本人ビデオ』はあくまでも行動を繰り返すだけなので、身体の状態や身につけているもの等は時の流れが変わることはありません。
本人の意思に関係なし
『本人ビデオ』で対象にされる人は、本人の意思に関係なく行動が制限されます。
やりたくもないことをやらされる屈辱感もそうですが、別の作業をやっていても無理やり中断して現場に向かわされることも相当迷惑なことです。
使う時は時と場合をよく考えてからにしましょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます