自分そっくりのコピーを作る『インスタントロボット』です。
顔をかくとさらに臨場感がアップします。
忙しい時のロボット頼み
ママから草むしりを言いつけられているのび太。
ドラえもんが出した『インスタントロボット』は人の脳をコピーして本人そっくりに動くロボットです。
それをいいことにジャイアンやスネ夫などのロボットを作り、ママから引き受けた大量のお手伝いをロボットに押し付けるのです。
ドラえもん29巻「インスタントロボット」P30:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところがスネ夫のロボットがこっそり抜け出し、スネ夫本人にこのことを知らせたからさぁ大変!
たちまちのび太がやっていることがバレてしまい、ジャイアンとスネ夫にボコボコにされてしまったのでした。
ドラえもん29巻「インスタントロボット」P33:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
お手軽に労働力を増やします
体を組み立てて脳をコピーするだけで自分の分身がお手軽に作れてしまう『インスタントロボット』。
忙しくて手が回らない時に使うと便利ですね。
分身ハンマーとの違い
自分を増やすひみつ道具には『分身ハンマー』があります。
関連ひみつ道具
どちらもコピーを作る点では同じですが、使い方によって違いがあります。
- コピーを作るなら分身ハンマーのほうが簡単
- ただし分身ハンマーは見た目が同じコピーが増えるので混乱を起こす可能性もある
- インスタントロボはいくら増えても見た目がロボなので混乱はしない
- ただしインスタントロボは脳をコピーする手間がかかる
このように良い点も悪い点もあります。
ある意味のび太は正解
ロボットに自分の仕事を押し付けてダラダラしていたのび太ですが、これも経営者的発想といえます。
人をつかって仕事をさせ、空いた時間で自分のことに専念する視野をこの歳から持っているのはさすがです。
サボることを目的にするのではなく、その時間で勉強したり自己研磨に使えば100点だったのですが、そこはご愛嬌ですね。
このひみつ道具はこの巻で読めます