嫌なことやストレスを感じるとヒューズが飛んで不快感を感じなくなる『いやなことヒューズ』を紹介します。
ストレス社会に暮らすのび太
苦手な体育や運動、友人関係などなど、のび太の周りはストレスが多くて大変。
だんだん嫌気がさしてきたのび太にドラえもんは『いやなことヒューズ』を取り出します。
過度なストレスや恐ろしいことがあるとヒューズが切れて気絶し、ストレスが過ぎてから目が覚めるため本人は痛くも痒くもない便利なひみつ道具です。
ドラえもん33巻「いやになったらヒューズをとばせ」P133:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ちょっとしたことで気絶するのび太は常時『いやなことヒューズ』をつけっぱなしで生活します。
ところが庭でクモに驚いて気絶し、真夏の屋外で蚊に刺されまくってしまったのでした。
ドラえもん33巻「いやになったらヒューズをとばせ」P137:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自己防衛のために
ストレスが大きくなると精神的にまいってしまうため、『いやなことヒューズ』で予防措置を取ることはいいことです。
気絶することで周りも驚きますし、傷つきやすい人には優しく接しようという風潮が生まれるのです。
必ずしも安全ではない
『いやなことヒューズ』はあくまでも精神的なダメージを軽減するためのひみつ道具です。
そのため、ストーリーの最後のように肉体的なダメージを受け続けるリスクを受け入れる覚悟が必要です。
例えば熱々のヤカンの熱さに驚いて『いやなことヒューズ』が飛んで気絶すると、倒れ込んだところにヤカンと熱湯が降ってくる可能性が考えられるということ。
そのため、のび太のように常時つかっていると、思わぬ事故につながることが考えられるのです。
このひみつ道具はこの巻で読めます