かべ紙シリーズのひみつ道具の1つで『かべ紙格納庫』です。大型の戦車を多数収納可能なスペースを持ちます。
敵機と戦闘開始
捉えられたパピを助けるべく、ドラえもんたちは宇宙船に乗り込みピリカ星に向かうことを決心します。
途中、仲間の宇宙船がPCIAの無人宇宙艇に追われていることを知ったドラえもん。
『かべ紙格納庫』に収納していた戦車を取り出し、間一髪のところで仲間を救うことに成功したのでした。
大長編のび太の宇宙小戦争P108:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
巨大な物の収納にぴったり
『かべ紙格納庫』は四次元の格納庫です。
壁に貼るとその奥に空間ができる『かべ紙秘密基地』の仲間の一種ですね。
異なるのは入り口の大きさです。
格納庫というだけあり、基本的に大型の物の収納に適した構造になっており、ラジコン戦車がなんなく出入りできる広さがあるのです。
大長編のび太の宇宙小戦争P74:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上はこちらは『かべ紙秘密基地』の入り口ですが、人が1人通るのがやっとの広さしかありません。
ここが大きな違いですね。
四次元ポケットでもよかったのでは?
果たしてわざわざ『かべ紙格納庫』に保管する必要は本当にあるのでしょうか?
ドラえもんの『四次元ポケット』に何でも収納してしまえばいいのでは?と感じてしまいます。
ただ単に収納するだけであれば『四次元ポケット』でなんら支障はありませんが、誰でもアクセスできることを重要視して『かべ紙格納庫』を選んだものと思われます。
危険な戦いに身を置くわけですから、いつどんな時に仲間が散り散りになるかわかりません。
ドラえもんが持っていることで仲間の迷惑になることを避けたのではないでしょうか。
さらに言うなれば、ドラえもんは敵との戦闘中、あせればあせるほどガラクタしか出てこなくなる大きな欠点があります。
ドラえもん自身もその点をよく理解し、格納庫をベストな保管先として選んだのではないかと思われます。