自分が怒られる時に『こごとひらいしん』を他人に取り付けると、矛先がそちらに向かうことになります。
困難を乗り越えろ
学校の先生、ジャイアン、ママ、パパ、あらゆる人に叱られる心当たりのあるのび太。
ドラえもんから『こごとひらいしん』を借りて上手に危機を乗り越えます。
ドラえもんカラー4巻「こごとひらいしん」P14:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが避雷針を猫が持っていってしまい、ひょんなことからのび太に『こごとひらいしん』が付いてしまいます。
猫のいたずらに対する怒りがすべてのび太に降り掛かってくることになってしまったのでした。
ドラえもんカラー4巻「こごとひらいしん」P17:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
怒りの対象を変えます
誰かに怒られそうな時や誰かが自分に怒りを感じている時に『こごとひらいしん』が役立ちます。
10cmほどの木の枝みたいな形をしていて、他人の体の一部に取り付けるだけでまるで避雷針のように怒りがそちらに向かう効果があります。
終わったあとはしっかり回収することを忘れずに。
怒られる本人にとっては理不尽そのもの
『こごとひらいしん』を取り付けられる側にしてみたら、どうして自分が怒られてしまうのか全く意味不明です。
スネ夫なんて顔面がめり込んでしまうほどジャイアンに殴られましたし、被害を受けてから気付くなんとも理不尽なひみつ道具なのです。
ドラえもんカラー4巻「こごとひらいしん」P16:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
多用は禁物
『こごとひらいしん』さえあれば、どんなに好き勝手なことをやっても誰からも怒られることがありません。
世の中やりたい放題になるわけなのですが、人としてそれをやってしまうと本当の自堕落な人間になってしまうでしょう。
ドラえもんものび太がこれ以上ぐーたらな人間にならないよう、最初は貸すことをためらったほどです。
ここぞ!という時だけ使うようにし、悪いことをやったらいさぎよく罰を受ける姿勢が大切ですね。