ドラえもんが持っている不思議なかさシリーズの1つ『コウモリがさ』。
見た目がコウモリに似ているとかそんなレベルではなく、コウモリのように実際に空を飛ぶ機能がついているから驚きです。
パパ、空を飛ぶ
雨降りで困っているパパに傘を届けようとしたのび太。
途中でジャイアンに傘を奪われて困っていたところにドラえもんが迎えにきてくれたのです。
ドラえもんが代わりに出した傘の1つに『コウモリがさ』があったのですが、これがなんと本物のコウモリのように空を飛び始めたから驚きです!
パパは傘を掴んだままコントロールが効かずに空を飛び回ります。
ドラえもん19巻「おかしなおかしなかさ」P98:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
「歩かなくていいんだよ」などとのん気なことをつぶやくドラえもんの横で、パパは落下しまいと必死です。
大空高く舞い上がったパパを見失った2人でしたが、遠く離れた木のてっぺんで立ち往生している姿を発見、無事に合流することができました。
あまりにも危険な傘
コウモリの意思で空を飛び回るため、傘をつかんでいる本人にとっては危険きわまりない傘といえます。
安全装置すらついてないので、取っ手を持っている手を離せば地面に真っ逆さま。
運動神経のにぶいのび太のパパは、命だけは助かろうと必死な思いで空を飛んでいたことでしょう。
この時ばかりはドラえもんものび太ももっと真剣にパパの状態を心配するべきだったでしょう。
乗りこなすと便利?
自分の体重を腕で支えていると疲れてくるので、『コウモリがさ』の取っ手にロープをしばり、自分の体にくくりつけたり、もしくは乗り物に連結させるといいかもしれません。
うまくバランスが取れるようになると、ドラえもんがいうように『歩く必要がない』ため、意外と便利かもしれませんね。
ただし、そのためには念入りな前準備は不可欠です。
のび太のパパのように急に浮かび上がるような危険な行為は絶対に慎むべきです。