人の怒りを我慢させることができる『まあまあ棒』。
ただし使いすぎると大変なことになるので注意が必要です。
怒られてばかりののび太に救世主
先生やママ、ジャイアンからいつも怒られるのび太は嫌気がさしています。
ところが『まあまあ棒』を相手の口に当てて「まあまあ」となだめると、たちどころに怒りを飲み込ませることができるのです。
噂を聞きつけたスネ夫が『まあまあ棒』をのび太から奪い取り、あろうことかジャイアンにちょっかいを出し始めるのです。
ドラえもん23巻「まあまあ棒」P57:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
怒りが蓄積するジャイアンに気づかないスネ夫。
それを阻止すべくドラえもんとのび太が駆けつけますが、時すでに遅し!
ジャイアンの怒りエネルギーは空き地全体を荒野に変えてしまうほどの凄まじい爆発を引き起こしてしまったのです!
ドラえもん23巻「まあまあ棒」P58:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
怒りのエネルギーは凄まじい
積もりに積もった怒りのエネルギーは相当なパワーを持っています。
特にジャイアンが持つ怒りはかなりのもので、平和的に使える道がないものか探していきたいところ。
スネ夫をまるこげにしてしまうほどの威力はびっくりですね。
逆にいうと、ドラえもんやのび太はこんな恐ろしいパワーを持つジャイアンと日々過ごさなければいけないという、考えてみるとちょっと恐ろしい関係ですね。
調子に乗るスネ夫
ここでもスネ夫の性格の悪さが見て取れます。
『まあまあ棒』があるのをいいことに、ジャイアンに悪口を言うわ蹴るわ虫を持ってくるわ、まさにやりたい放題。
ドラえもん23巻「まあまあ棒」P56:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
人の弱みにつけ込んで徹底的に追い詰めるスネ夫の陰湿な考え方と行動が目立ちます。
ドラえもんではのび太のダメっぷりにフォーカスされがちですが、実は影に隠れてスネ夫もかなり残念なキャラクターなのです。