人の体の大きさをはるかに超える巨大なマジックハンド、それが『二十二世紀のマジックハンド』です。
のび太を無理やり押さえつけるためにドラえもんが使ったひみつ道具ですが、いきなりこんなの使われたら本人もビックリしちゃいますよね・・・。
二十二世紀のマジックハンドの用途
マジックハンドは、本来少し離れた場所にあるものをつかむための便利な道具です。
現代でもマジックハンドは主におもちゃとして使われることが多く、調べてみると実にたくさんのマジックハンドが販売されていることがわかります。
二十二世紀のマジックハンドは、遠くのものをつかむためというよりも、その大きさをいかして対象物を押さえ込み、動けなくする目的があります。
コミックの中でドラえもんは、家から飛び出したのび太をつかまえるためにこの道具を使いました。
二十二世紀のマジックハンドに押さえつけられたのび太はその場にバタリと倒れ込み、「へんないたずらよせっ」と怒りをあらわにしました。
二十二世紀のマジックハンドの重量
作中でハッキリ解明されてはいませんが、二十二世紀のマジックハンドの重量はそれほど大したものではないと推測されます。
ドラえもんが軽々と操作しているコマが描かれていて、しかも笑顔を浮かべているではありませんか。
人よりはるかに大きいマジックハンドにもかかわらず、重さを感じさせない構造はさすが二十二世紀の発明品と言わざるを得ません。
登場はこの1回だけ
二十二世紀のマジックハンドが登場するのは、全コミックの中でもこの1回だけです。
ドラえもんに登場するひみつ道具は、こんな風に1回登場するとその後二度と日の目をみない道具がたくさん存在します。
「自分の道具は使い捨てが多いんだ」とドラえもんも言っていますが、お金があまりないドラえもんはいつも安物のひみつ道具を買う傾向があるため、二十二世紀のマジックハンドのように子ども向けのおもちゃのような道具が多いと推測されます。
現代で実現した二十二世紀のマジックハンド??
二十二世紀のマジックハンドは現代の世界で実現に向けての動きが見られます。
こちらの動画を御覧ください。
人気ユーチューバーのはじめしゃちょーが、動きたくないからという理由で作成したマジックハンドです。
割り箸で作っているので耐久力に問題ありですが、遠く離れた場所に届く巨大なものです。
こうやって試行錯誤を繰り返しながら、ドラえもんのひみつ道具は実現に向けて着実に進んでいくんですね。
二十二世紀のマジックハンド、欲しいですか?
ドラえもんのひみつ道具は魅力的で欲しくなるものばかりですが、さすがに二十二世紀のマジックハンドは遠慮したい人が多いんじゃないでしょうか。
もらったところで用途が『足止め』しかなく、収納する場所もありません。
四次元ポケットがあればいいんでしょうが、二十二世紀のマジックハンドだけでもらうと手におえませんね。
二十二世紀のマジックハンドの使いみち
押さえつけられたのび太がケガ一つしていないところを見ると、安全性には十分配慮されたひみつ道具と考えられます。
小さい子どもの遊び道具
もし現代で完全に実現したとすると、幼稚園や保育園、小学校低学年の遊び道具として普及するかもしれません。
先生が使う
先生が生徒を押さえつけるために使おうものなら、PTA、世論から「暴力だ!」と非難轟々でしょう。
スポーツに使う
マジックハンドの先端の手が自由自在に形を変えることができれば、スポーツ界に普及するかもしれません。
二十二世紀のマジックハンドを使った全く新しいスポーツの可能性も考えられます。
警察が使う
逃げる犯人を押さえつける道具として、警察が使うかもしれません。
家庭で使う
逃げるペットを押さえつける道具として、ワンちゃんやネコちゃんの飼い主さんが使うかもしれません。
アイディア次第で広がる使いみち
コミックで登場したような「人を押さえつける」だけが使いみちであれば、二十二世紀のマジックハンドはそれまで止まりです。
もう少し追加でギミックが加われば、その用途はアイディア次第でぐんと広がることでしょう。