密閉された場所の調査を行う『密閉空間探査機』。
ところがのび太は本来の使い方とは異なる方法を思いつくのです。
家の中で何してる?
一緒に何かを作ろうと計画しているしずかちゃんと出木杉くん。
今日がのび太の誕生日であることも忘れているようで、のび太は嫉妬の気持ちに押しつぶされそうになります。
ドラえもん42巻「ふたりっきりでなにしてる?」P164:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そんな時ドラえもんは『密閉空間探査機』でネコのミイちゃんの行方を探していたところで、のび太はこれを使ってしずかちゃんの家を覗き見することにします。
そこでは仲良くしずかちゃんと出木杉くんがケーキを作っていましたが、実はこっそりのび太の誕生日ケーキを作っていることが判明するのでした。
ドラえもん42巻「ふたりっきりでなにしてる?」P171:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
人が入れない場所の探査用
『密閉空間探査機』は古墳や火山の底など危なくて人が立ち入りできない場所を調べるためのひみつ道具です。
場所を指定すれば他人の家の中でも見えてしまうのですが、本来とは異なる使い方も可能です。
手元のグリップで拡大可能
レンズを持つ手元にあるグリップをひねることでカメラの倍率変更が可能で、のび太は出木杉くんの宿題を覗き見することができました。
リアルタイムの様子
『密閉空間探査機』で調べる対象はリアルタイムの様子を見ることが可能。
しずかちゃんの家に出木杉くんが訪問すれば小さい出来杉くんが移動している様子も見えますし、建物に振動を与えると実際の家もガクガク揺れ、直接的な影響を与えることもできます。
ドラえもん42巻「ふたりっきりでなにしてる?」P170:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
発明されても一般公開されない可能性大
もし現代で『密閉空間探査機』が発明されたとしても一般公開はされない可能性が高いです。
それはもちろんプライバシー侵害が問題になるため。
研究目的で使うならいいのですが、人はいつ魔が差すかわかりません。
研究者だけが使うよう制限していればある程度コントロール可能ですが、これが一般的に広まってしまうと手がつけられません。
人の良心に任せるなんていい加減なこともできませんし、もし自分の家が覗かれていたら?と考えると世論が許すはずもありませんよね。
現実的なお話でした。