口に挟んで念じるだけで忍者のように好きな動物に変身することができる『ニンニンまきまき』。
子どもが使うおもちゃです。
だらけたのび太を待つ試練
忍者に憧れるのび太はドラえもんから『ニンニン修行セット』を借りるのですが、どれも想像以上に訓練が大変なものばかり。
とにかくラクしたいのび太は代わりに『ニンニンまきまき』を使います。
ドラえもん28巻「ニンニン修行セット」P79:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
口に挟んで念じると好きな動物に変身したり姿を消し、忍者映画さながらの超能力を使うことができるのです。
ところが動物(カエル)に変身してもしずかちゃんから逃げられ、姿を消すとケガをし、とうとう倒れ込んでしまったのび太。
忍術が耐え忍ぶ術ということを身をもって体験したのでした。
ドラえもん28巻「ニンニン修行セット」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
おもちゃにしては高性能
『ニンニンまきまき』は子どもが遊ぶおもちゃですが、それにしては豊富な機能が目立ちます。
時間制限(10分間)があるものの、完全に姿を消したり動物に変身できるのです。
それ以外の効力は語られていないものの、ひょっとすると空を飛んだり火を出したり瞬間移動することも可能かもしれません。
いってみれば簡易版四次元ポケットとでも呼ぶべき性能と考えることもできるわけですね。
自分で取り消すことができない
『ニンニンまきまき』を使っている10分間は自分の意思で効力を取り消すことができないので注意が必要です。
ドラえもん28巻「ニンニン修行セット」P83:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
うっかり変なものに変身してものび太のように10分間逃げ続ける必要があったり、素早く姿を現したい時にもタイミングを指定できないのは不便かもしれませんね。
ラクすることばかり考えない
ドラえもんが『ニンニンまきまき』をのび太に貸し渋ったのは、のび太にラクすることばかり覚えてほしくなかったからです。
忍術を身につける道具には『ニンニン修行セット』と呼ばれるひみつ道具があり、こっちのほうが本格的なトレーニングセットなのです。
習得するまで時間がかかるものの、将来的な身体能力のアップにつながるいわば自己投資とも考えられるのですね。
ラクせず純粋に能力アップを狙いたいならラクせず『ニンニン修行セット』を使うのがおすすめですね。