正しいことはしっかり主張!
『大人をしかる腕章』を使うと子どもでも大人をしかることができます。
子どもの味方のび太
とあるおじさんがタバコをポイ捨てした現場を注意したのび太でしたが、「子どものくせに生意気だ!」と逆ギレされてしまいます。
たまにいますよね、こういう残念なおじさん。
『大人をしかる腕章』を付けていると子どもでも大人をしかることができ、このおじさんもすっかり改心したのです。
ドラえもん33巻「大人をしかる腕章」P55:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
この調子でのび太は悪い大人を徹底的にしかり続けるのですが、この様子をうまく利用したのがジャイアンです。
どんなに悪いことをしても母ちゃんにしかられなくて済む済むと知ったジャイアンは暴走しはじめ、周囲に手当り次第乱暴するようになってしまったのでした。
ドラえもん33巻「大人をしかる腕章」P59:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
傲慢な大人が世の中をダメにする
大人になると自分の過ちを素直に認めづらくなる人が多くなります。
大人だろうと子どもだろうと悪いことは悪いと素直に受け入れる人が世界をつくるため、『大人をしかる腕章』は必要なのかもしれません。
しかるというより命令する
『大人をしかる腕章』は大人を改心させる効果というよりも言うことを聞かせる(命令する)面が強いのかもしれません。
ドラえもん33巻「大人をしかる腕章」P58:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上のコマのように、しかるというよりも依頼(命令)として使うシーンがあり、結局はしかる命令によって相手を従わせていると解釈できるかもしれませんね。
のび太が使うとひみつ道具を台無しにする
一見すると『大人をしかる腕章』は優れたひみつ道具に見えますが、ドラえもんが言うように「のび太はひみつ道具をおかしく使う」ことが多いです。
調子に乗るのび太も悪いといえば悪いのですが、のび太の独創性が豊かであることの裏返しでもあります。
天性の才能を伸ばすためにも、あまり抑制しないほうがいい気もしますね。