自宅でお手軽に農業体験ができる『しゅみの日曜農業セット』の紹介です。
適度に苦労しつつ、田植えから収穫まで一通りの流れを学ぶことができます。
おもちを食べたい、ただそれだけ
おもちをお腹一杯食べたいドラえもんとのび太は『もちせいぞうマシン』を使おうとします。
そして材料となるもち米を探していましたが、のび太の家にストックがありません。
それなら自分たちでイチからもち米を作ろうということで、ドラえもんが出したひみつ道具が『しゅみの日曜農業セット』です。
「食べたいから自分たちで作る」
なんとも純粋な動機ですね。
必要な道具がそろっている
しゅみの日曜農業セットに含まれているのは次の道具です。
- カプセル入りのなえ
- 打ちあげ式豆太陽
- チューブ入り雲
- かかし
- たんぼロール
- 季節コントローラー(安ものなので故障中)
- てるてる坊主
畳2畳分ほどの広さのたんぼロールを広げ、苗を植え、太陽で日光を当て、雲で雨を降らせ、成長したところを収穫します。
趣味といいつつ、ここまで本格的な体験ができるのは嬉しいですね。
子どもでも収穫できるため、休日に家族と一緒に農業というのも面白いのではないでしょうか。
自動的に台風が発生したり、イナゴが大量発生するなど、適度に苦労するよう設定されているので、農業の楽しさと辛さの両面を知ることができます。
ドラえもん2巻「タタミのたんぼ」P144:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
安ものを買うと危険
ドラえもんが買うひみつ道具は基本的に安ものばかり。
しゅみの日曜農業セットも安ものを買ったようで、雨の量を調整するための「季節コントローラー」が壊れていました。
ドラえもん2巻「タタミのたんぼ」P142:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
田んぼが干からびる前に大急ぎで水を足したり、降りつづける雨雲を移動させるなど、本来必要のない苦労をしながら農業をするハメになりました。
短時間で収穫可能
ストーリーの流れから予測して、なえを植えてわずか3時間〜4時間後には収穫しているように見えます。
「たんぼロール」には必要な肥料がたっぷり含まれているようですが、この圧倒的な成長速度はさすがです。
趣味としてなえの成長をのんびり楽しみたい人からすると、すこし早すぎるかもしれませんね。
成長速度を自由にコントロールできる仕組みがあれば、爆発的に売れることでしょう。
そもそも、農業は趣味というよりも生計を立てる手段です。
土いじりをしたいなら家庭菜園ぐらいがちょうどいいのではないでしょうか。
子どもの学習にも向いている
短時間で刈り入れ可能なことと、適度に苦労することを考えると、しゅみの日曜農業セットは子どもの体験学習にピッタリといえるでしょう。
未来の世界では、全自動コンピューター管理された場所でお米を栽培しているかもしれませんが、手と足を使っていちから米を作る体験は、きっと子どもたちにとって新鮮な体験のはずです。
家族と一緒にワイワイ楽しく農業というのも、オツなものですね。