『テレパスロボット』を使うと自分の体を一切つかわず、頭で考えただけで何でも手助けしてくれます。
のび太の新しい相棒?
寝たまま体を動かすのが面倒なのび太は、ママやドラえもんを使って用事を済ませようとしますが、当然嫌がられます。
ドラえもんは『テレパスロボット』を取り出すのですが、のび太はそれを悪用し、ドラえもんのおやつを奪い取ったり、ジャイアンをボコボコにしたりやりたい放題!
藤子F不二雄大全集ドラえもん9巻「テレパスロボット」P209:小学館
最後は少し反省したのか、自分で一度痛い目を見ないとわからないとの境地に至ります。
その願いを『テレパスロボット』が感じ取り、のび太は自ら破滅の道へと進むのです。
頭で操作します
『テレパスロボット』は頭の中で思ったことをそのまま感じ取り、その願いを叶えるために行動するお助けロボットのこと。
おやつが食べたいと思ったら近くでお菓子を食べている人から無理やり取ってきたり、いじめっこに勝てないと思ったら代わりにボコボコにしてくれたり、とにかくなんでも代行してくれるのですね。
気が利きすぎるところも
思ったことがすっかり通じてしまうため、トイレに行きたいと思ったら自分の代わりにトイレで用を足すのですが、当然ボーッと突っ立っているだけで何も起こりません。
気づいた時にはすでに『テレパスロボット』が動き始めているため、下手に何かを考えることもできないでしょう。
自分の代わりに動いてほしい時だけ使い、それ以外は電源を切っておくほうがいいかもしれません。
それじゃあ一体何のために存在しているのか。
自分のことは自分でやる。そういう教訓を残してくれているのかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます