世界の好きな場所の時差を現在地に持ってくることができる『時差時計』というひみつ道具を紹介します。
昼間の月見を楽しもう
自分がいる場所を世界中の任意の時間に変更し、時差を活用できる『時差時計』。
これを利用してのび太は野球の練習を早く切り上げたり、しずかちゃんと一緒にいる時間を長くしたりやりたい放題。
ドラえもん32巻「時差時計」P98:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自分でもどれほどの時間を調整したかわからないほど時差を変更してしまい、うっかりそのまま翌朝を迎えたものだからさぁ大変!
気づいた時にはのび太もパパも大遅刻をしてしまったのでした。
ドラえもん32巻「時差時計」P102:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
世界の時差を利用しよう
日本は位置の関係で世界の中でも1日が早く始まります。
『時差時計』を上手に使うことで、すでに過ぎてしまったはずの時間をもう一度取り戻せるような感覚になるわけです。
日本時間で夕方になればインドの時差にすれいいし、さらに送らせたいならヨーロッパ、アメリカという具合に変更します。
効果の範囲は狭い
ただし『時差時計』は万能ではありません。
時差を変更して効果がある範囲はせいぜい半径50m程度がいいところで、それ以外の場所は日本時間が流れているのです。
そのため下のコマのジャイアンのように場所によって明るさ(時間帯)が違う現象が発生してしまうのです。
ドラえもん32巻「時差時計」P98:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
戻し忘れに注意
時差を変更したらきちんと元の日本時間に戻しておくことを忘れないようにしましょう。
自分の周辺だけ異なる時差で生活していても、それ以外の日本の場所は通常の時間帯なのでどうしても差が出てしまいます。
のび太のようにうっかり寝てしまうことがあると大変ですので、十分注意しましょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます