物の厚みを抜き取ってペラペラの紙切れのようにしてしまう『厚みぬきとりバリ』の紹介です。
のび太経営の駐車場
パパのゴルフバッグを軽くするため『厚みぬきとりバリ』で厚みをぬきとったドラえもん。
ドラえもん39巻「厚みぬきとりバリ」P54:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
それを見たのび太はいつもの空き地が駐車場代わりに使われて迷惑している状態を解消すべく、駐車場経営をスタートすることになります。
1台10円という破格値の駐車場はまずまずの滑り出しでしたが、厚みをぬいた車を空き地に放置してしまい、雨が降って水に濡れた車がムクムクと元の大きさに戻ってしまったではありませんか!
ドラえもん39巻「厚みぬきとりバリ」P59:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
水がキーポイント
厚みをぬきとった物体は水をかけるだけで元のサイズに戻ります。
しっかり管理することが求められますが、水と湿気に気をつけておけば一度に大量のものを保管することが可能になり、のび太のような駐車場経営もできるのです。
物流業界への大革命
厚みをぬきとるだけでなく重量も軽くしてしまう画期的なひみつ道具は、物流業界に大きな打撃を与えることでしょう。
軽くてコンパクトになればこれまでの常識が一切通用しなくなり、輸送手段の変革や新規参入が相次ぐことでしょう。
動物にも使えます
ドラえもんとのび太は気付いていませんでしたが、『厚みぬきとりバリ』は人間(動物)に対しても有効です。
厚みがなくなってペラペラになってしまったジャイアンでしたが、それでも意識はずっとあり、うなり声を出すことぐらいはできます。
ドラえもん39巻「厚みぬきとりバリ」P59:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ペラペラになっていても時間は経過している証拠ですので、食料や水の問題も出てくるでしょう。
このひみつ道具はこの巻で読めます