どんな非常識なことでも『アワセール』から発射される光線を浴びるとこっちの言動に合わせてくれるようになります。
セミは卵からかえる?
セミは卵から変えると思っていたのび太。
タイミング悪くスネ夫にそれがバレてしまい、みんなに言いふらされる一歩手前でドラえもんが助けてくれます。
『アワセール』を使うと、例えどれだけおかしなことでも周囲がそれに合わせて行動してくれるのです。
ドラえもん38巻「どっちがウソか!アワセール」P80:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
みんなが揃いも揃って『セミは卵からかえる説』をさも当然のように言うスネ夫。
最後はセミ自身も卵から子どもを育てるようになるなど、なかなか無理やり感のあるエンディングを迎えるのでした。
ドラえもん38巻「どっちがウソか!アワセール」P82:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
どんな状況でも話を合わせます
『アワセール』を使えばどんな状況にも合わせてくれる都合のいいひみつ道具です。
その手の専門家やインフルエンサーに対して使えば効果絶大ですね。
1人ずつ照射する必要あり
話をうまく合わせてほしい対象は1人や1匹など単体でしか『アワセール』を照射することができません。
関係者が多く登場するシーンだと全員に照射するのはタイミング的に困難かもしれませんので、その場で最も発言力のある人から先に『アワセール』を使うなど工夫を求められるでしょう。
持続時間は不明
『アワセール』を浴びた対象がどれだけの時間こちらに合わせてくれるか詳細は不明です。
ずーっと効果が続いてしまうとどこかで不都合が生じてくるでしょうから有限だと思われます。
おそらく合わせた事象が常識的に継続すると思われる間はうまく合わせてくれるのでしょう。
最後の登場したセミもセミのヒナが大きく育って巣立つまではスネ夫に合わせてくれるはず。
でもスネ夫が記録している観察日記も学校に提出したら常識を疑われてしまうという悲惨なオチも待っているわけです。
果たしてスネ夫を待ち受ける未来はどうなるのでしょうか。