チョウロボット

本物のチョウのような動きをする『チョウロボット』。

似たようなシリーズの『小鳥ロボット』『トンボロボット』もあわせて紹介します。

自然豊かなのび太の部屋

都会の喧騒を離れ、のび太の部屋を大自然に仕立て上げようとするドラえもんとのび太。

『地面じゅうたん』や『けしきテント』などを駆使し、まるで山の中にいるかのような豪華な自然の景色が広がりました。

のび太の部屋の大自然
部屋の中とは思えないほどの完成度にびっくり

ドラえもん20巻「へやの中の大自然」P47:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

よりリアルな環境を作るため、ドラえもんは気を利かせて『チョウロボット』を放します。

本物のチョウチョのように動き回るロボットですがかなり精巧にできていて、見かけたのび太も思わず本物と見間違えるほど。

他にも『小鳥ロボット』や『トンボロボット』も周辺を飛び回ることで、よりリラックスできる空間になったのび太の部屋。

最終的にはジャイアンたちが暴れることで部屋がめちゃくちゃになってしまい、ママからこっぴどく叱られてしまうオチを迎えるのでした。

あらゆるものをロボットで再現する未来

ドラえもんの世界の科学技術はかなり発達しているようで、小動物をはじめとしてあらゆるものがロボット化されているようです。

チョウやトンボなどの小型ロボットを制御するためには、それに応じた超小型コンピューターが必須です。

しかも動きも忠実に再現し、見る人がロボットと気づかないようなリアルさも求められるわけです。

あらためて考えると、ドラえもんは本当にすごい世界から現代にやってきているのですね。

姿勢制御が難しい

現代ではようやくドローンが一般的になってきました。

あれは複数の丸いプロペラが回転することで安定した飛行を実現しているわけですが、機械が姿勢を保って空を飛ぶのは実はかなり高い技術力を求められるのです。

自由に飛び回る小動物のロボット
何気ないロボットだが、高い科学力が集まっている

ドラえもん20巻「へやの中の大自然」P47:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

その点、『チョウロボット』はあんなヒラヒラした形をしているのに自由に、しかも自分の意思で飛び回っているわけです。

ドローンのような大掛かりなプロペラを必要とせず、騒音や風も発生することなく飛び回っているのですから、高い科学技術力が使われていることは容易に想像がつきますね。

空間づくりにぜひ欲しい

いずれにしてもリラックス空間を演出するには『チョウロボット』は必需品といえるでしょう。

こういう優秀なロボットを気軽に利用できる世界が早く来て欲しいものですね。

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