『どんぶらガス』を浴びると地面がまるで水のように変化して泳いで移動できるようになります。
地下の新しい世界がそこには広がっているのです。
ジャイアンも恐れる空き地のお化け
みんなの空き地をジャイアンが昼寝専用スペースとして占領したことで、のび太たちは遊び場がなくなってしまいました。
ドラえもんは『どんぶらガス』を使い、地面の下を新しい場所としてみんなに提供したのです。
ドラえもん26巻「どんぶらガス」P50:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
本来は泳ぎが苦手なのび太も溺れることなくスイスイ移動できるのが特徴です。
地面の下を移動して空き地に集合したのび太たちは、昼寝するジャイアンを地面から驚かせてお化けがいると信じませることに成功します。
晴れてジャイアンを追っ払った一行は、のびのびと空き地を使えるようになりました。
ドンブラ粉との違い
『どんぶらガス』と同じ効果のひみつ道具に『ドンブラ粉』があります。
スプレータイプかパウダータイプの違いだけで、地面を泳げるという点では全く同じです。
地面を泳ぎ続けると体力が無くなり、捕まって休憩する場所もないことから地面で溺れる可能性が高い点でも似ていますね。
いたずらには使わないようにしよう
スプレーで使いやすい『どんぶらガス』ですが、いきなり誰かに吹きかけて地面に沈めてしまうなんていたずらはダメです。
一般の人がいきなり地面に沈んだら何が起こったか分からずパニックに陥るでしょう。
周囲に気づかれず移動
地面の下を移動すれば誰にも気づかれずに移動したり、特定の場所に侵入することができます。
ドラえもん26巻「どんぶらガス」P51:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
まさか人間が地下を通っているなど誰も想定しないでしょうし、不意をついた行動が可能です。
そういえば大長編『のび太の海底鬼岩城』でもアトランチスの『魔の三角海峡』の海底バリヤーは地面の下まで伸びていませんでしたね。
あれほどの科学技術を誇る大国でも地面までは気が回っていない証拠ですね。