羊の数を数えているうち、だんだん眠りの世界に入っていくひみつ道具『羊とび式さいみん機』を紹介します。
あわれな男を救え
眠れなくて困っているのび太が夜の世界を散歩していると、自分と同じように不眠症で困っている男性を発見します。
聞く所によると、なんと10日間も寝てないんだとか!
のび太を心配して探しに来たドラえもんに協力してもらい、なんとか男性を眠らせようとする2人。
そこで登場するのが『羊とび式さいみん機』です。
ドラえもん18巻「ねむれる夜に砂男」P165:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
羊の数を数えているうちに眠たくなるという現代でも使われる手法の1つですが、未来のひみつ道具のパワーをもってしても男性が眠ることはありませんでした。
それもそのはず、実はこの男性、自分が不眠症であるという夢を見ながら夢遊病で外を出歩いているだけの人だったのです。
特別な効果がある・・・はず
現代でも羊の数を数えて眠たくなるという方法は聞いたことがありますよね。
実はあれ、英語で『Sheep(シープ・羊)』と『Sleep(スリープ・眠る)』の音が似ているため、英語圏では羊を数えるようになったと言われています。
つまり日本語で「羊が1匹、羊が2匹・・・」と数えたところで何ら意味はないはずなんですよね。
ドラえもん18巻「ねむれる夜に砂男」P165:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
でもひみつ道具にそれが採用されているところを見ると、おそらく羊から放出される睡眠波などが対象者を眠りに誘う特別な効果があるのでは?と想像されます。
単純に羊が延々と出るだけの道具では意味がないですもんね。
観賞用としてもかわいい
『羊とび式さいみん機』は見た目のかわいらしさから、家の中で観賞用として飾っておくのもいいかもしれません。
あまり凝視すると眠たくなってしまうかもしれませんが、適度に気分転換がてら眺めるとちょうどいいですね。