ふきかえ糸電話

『ふきかえ糸電話』を使うと他人の口を借りて自由にしゃべることができます。

人間でも動物でも使うことができますよ。

猫助けをするドラえもん

ドラえもんの元に近所の猫が相談に来ます。どうやら小さい男の子どもにいつもいじめられるのでなんとかして欲しいとのこと。

ドラえもんは『ふきかえ糸電話』で猫に言葉を喋らせて男の子をこらしめます。

猫をしゃべらせるドラえもん
これはさすがに誰でもビビる

ドラえもん37巻「ふきかえ糸電話」P127:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

それに気をよくしたのび太は先生やジャイアンにいたずらをしかけるのですが、怒ったドラえもんにテストの点数をばらされてしまうのでした。

0点を取ったのび太
目覚めた時の悲惨な様子が目に浮かぶ

ドラえもん37巻「ふきかえ糸電話」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

他人の声帯を借ります

『ふきかえ糸電話』を使うと他人の声帯(声)をつかってあたかも本人が話しているかのうように会話することができます。

声を使われている本人はどうして自分が思いもしないことを口にするか不思議でたまりませんが、止めることはできません。

糸電話の糸がつながっている限り他人に声を乗っ取られてしまうのです。

範囲は約2メートル

『ふきかえ糸電話』の糸の長さはおよそ2メートル。

はっきりいってこんなに短い距離では隠れて誰かの声を使っていてもすぐバレてしまうでしょう。

ふきかえ糸電話の距離
いつバレてもおかしくない距離である

ドラえもん37巻「ふきかえ糸電話」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

狭い空間や人混みの多い場所ならまだ使えるかもしれませんが、使う場所が限定されてしまいますね。

直接取り付けるリスクも

糸電話の糸の先を相手に取り付けるのもリスクの1つです。

取り付ける時、取り外す時に相手にバレる可能性が高く、こっそり使うにはかなり難しいのかもしれません。

コミックの中ではマンガならではのご都合展開なので取り付けにも苦労していませんが、現実世界だとすぐにバレてしまいそうです。

いたずらでドッキリを仕掛ける程度の使いみちが妥当なところなのかもしれませんね。

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