空中に浮かぶ敵キャラ(インベーダー)を撃ち落とすゲーム『立体インベーダー』の紹介です。
未来の世界もずっと同じ?
夏休みにどこにも連れて行ってもらえないのび太はタイムマシンで22世紀の世界に旅行することにします。
友だちの誰に聞いても未来旅行した人なんていないだろうから羨望の眼差しでみられるだろう!と思っていたのび太。
ところが未来の世界でも人影がまったく見当たらないのです。
ドラえもん21巻「未来の町にただ一人」P67:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
不安に感じていたのび太はたまたま公園でセワシくん(のび太の孫の孫)に出会い、宇宙人が襲来したと告げられるのです。
必至に応戦する2人でしたがとうとうやられてしまい、絶体絶命と思ったその時!
なんとこれは『立体インベーダー』でセワシが遊んでいただけだということが判明しました。
ドラえもん21巻「未来の町にただ一人」P74:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太がしっかりしないから孫の孫の代になっても家族旅行にすら連れて行ってもらないそう。
現代に戻ったのび太はドラえもんと一緒に庭先で『立体インベーダー』を楽しむのでした。
リアルなシューティングゲーム
空間を360度飛び回るインベーダーを撃ち落とすシューティングゲーム『立体インベーダー』。
もしこれが今の世界に発売されるとかなりの人気商品になるでしょう。
この手のシューティングゲームは現代にはなく、ゲームセンターやVRでしか体験できません。
気軽に庭先でインベーダーゲームができるこの道具はさすがですね。
ボス戦も体験できる
インベーダーゲームを進めていくと、途中で母艦の大型宇宙船が襲来します。
ドラえもん21巻「未来の町にただ一人」P72:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これをレーザー光線で撃ち落とせるのか、それともプレーヤーが逃げ回る必要があるのか、どうやってこのゲームを終わらせるのかは不明ですが、圧倒的な迫力に驚くこと間違いなしですね。
のび太の偉業を知らないセワシ
シューティングといえばのび太の右に出る者はいませんよね。
のび太は殺し屋との撃ち合いの決闘に勝利したり(大長編『宇宙開拓史』)、ゲームでも世界最高記録を打ち出す(コミック24巻『ウエスタンゲーム』)など、プロ級の腕前なのです。
セワシはおじいちゃんのそんなすごい経歴を知らないようです。
ドラえもん21巻「未来の町にただ一人」P71:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
「やるじゃない?」なんて言葉はプロには決して出せない言葉です。
のび太の武勇伝はしっかり語り継がれて欲しいものです。
おそらく他のシリーズもある?
未来の科学技術を使って立体的なシューティングゲームが開発されている様子をみると、別のゲームシリーズが存在する可能性もあります。
現代のVRを進化させ、没入感というよりも仮想世界そのものに入り込んでレーザー銃で敵を倒していくようなゲームも楽しそうですね。
リアルと仮想世界の境目がなくなるような世界なのかもしれません。