相手の髪の毛をこっそり抜くために使われるのが『カミぬきミラー』です。
使うシーンはかなり限定されてしまうのですが・・・
しずかちゃんの一部分を手に入れろ!
しずかちゃんが喜ぶ誕生日プレゼントを贈りたいのび太。
ドラえもんは『アンケーター』を取り出してしずかちゃんの本心を探ろうとしますが、そのためにはしずかちゃんの一部が必要になります。
ドラえもん28巻「しずちゃんの心の秘密」P64:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
そこで登場するのが『カミぬきミラー』。相手を写しながら手をつっこむと、相手に気付かれないうちに髪の毛を抜くことができるのです。
ドラえもん28巻「しずちゃんの心の秘密」P65:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
無事にしずかちゃんの髪の毛を手に入れるまではよかったのですが、あまりにも正直で恥ずかしいプレゼント(焼き芋)を大量に贈ったことで嫌われてたのび太なのでした。
大胆なひみつ道具
相手を目の前にして鏡に手を突っ込んで髪の毛を抜く。
文字にするとまったく意味がわからない状況です。
髪の毛を抜かれる側にしてみるとおもむろに鏡を取り出す相手を見て不信感を抱くことは間違いないでしょう。
髪を抜く時は慎重に
『カミぬきミラー』を使うときは緊張で手が震えてしまうかもしれませんが、そういう時こそ落ち着いて慎重に行動しましょう。
ジャイアンの時のように髪の毛を束で抜いてしまってはさすがに相手にバレてしまってもおかしくありませんから・・・。
ドラえもん28巻「しずちゃんの心の秘密」P68:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
案外バレないかもしれない
まさか鏡を使って自分の髪の毛を抜こうとしてるだなんて誰も想像できやしません。
それに髪の毛を1本抜かれたところでチクッとするぐらいで、それほど違和感もないでしょう。
他の使い道を考える
『カミぬきミラー』は相手に気付かれることなく背後から手を登場させます。
これを利用して、誰かから肩を叩かれたように錯覚させたり、後ろから殴りかかることもできます(卑怯ですが)。
とはいえネックになるのは鏡に相手を写す必要がある点です。
これがある以上はターゲットと常に対面しなくてはならず、その時点で怪しまれてしまっては元も子もありません。
アイディア次第で便利なひみつ道具かもしれませんが、役に立たない部類の1つなのかもしれませんね。