他人の感覚を体験することができる『感覚モニター』。
小さな子どもの命を救ったのび太なのでした。
12人の世界をどうぞ
『感覚モニター』を使うと、送信モニターを取り付けた人の感覚を体験することができます。
ドラえもん37巻「感覚モニター」P27:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
最初は友だちのこっそり楽しんでいたのび太でしたが、余った送信モニターを偶然取り付けた男の子の命を救うことにつながります。
ドラえもんものび太を叱るタイミングを逃してしまったようですね。
ドラえもん37巻「感覚モニター」P33:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
人の五感を体験します
『感覚モニター』では味覚・嗅覚・触覚など人が感じる五感を感じます。
お菓子を食べると口の中においしさが広がり、誰かに殴られると痛みを感じるという具合ですね。
さらに視覚も共有できるため、リアルな第二の世界が目の前に広がっている感覚になるのです。
肉体的な影響はない
『感覚モニター』を使って感じるおいしさや痛みが物理的に自分の体に影響を与えるわけではありません。
お腹は膨れないし、体に怪我もしないのです。
これをうまく利用すると健康市場にものすごく需要が出そうです。
食べ物の味だけ感じてお腹が膨れないので、普通のダイエットなどと比べると満足度は高くなりそうです。
機械が外れる仕組みを作っておいたほうがいい
のび太が体験したように、誰かが溺れるなど瞬間的に自分のコントロールが効かなくなる瞬間が来ないとも限りません。
『感覚モニター』が頭から外れると普通の状態に戻るため、もし一人でこのひみつ道具を使うなら安全策として必要以上に頭を動かした時にモニターが外れる仕組みを作っておくほうがよさそうです。
肉体への実害はないとはいえ、不意に気絶したり精神的後遺症につながる恐れもあります。
このひみつ道具はこの巻で読めます