からだの一部に取り付けて使うと、その部分を一時的に巨大化することができる『からだポンプ』です。
人をビックリさせたり、相手を威嚇する時に使うととても効果的ですね。
大男ののび太
いじめっこのジャイアンに対抗するため、のび太はあらゆる手を尽くしてからだを大きくしようとします。
ドラえもん12巻「大男がでたぞ」P104:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
水をかけて植物のように大きく成長しようとするところなんて、のび太の本気度が伺えますね。
そこでドラえもんが出したひみつ道具が『からだポンプ』です。
これをからだの一部に取り付けてポンプを使うことで、その部分を本来の大きさの5倍〜6倍ほど大きくすることができます。
ドラえもん12巻「大男がでたぞ」P108:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
大きな足跡をつけてジャイアンを驚かせたり、巨人になってジャイアンの家まで押しかけるなど、日頃のうっぷんを晴らしたのび太。
最後は巨大な顔でおやつを食べようとしてママを驚かせてしまったのでした。
驚くこと間違いなし
風船のように膨らんだりしぼんだりするからだは、周りを驚かせること間違いなしです。
お化け屋敷や道端で巨人が急に現れたら誰でもびっくりしますよね。
からだポンプを取り外せば元の大きさに戻るため、一瞬でポンプを取り外すことで相手に目の錯覚だと思わせ、その場をやり過ごすこともできるでしょう。
大きくなるのは部分だけ
からだポンプで巨大化できるのは、ポンプを取り付けた箇所だけです。
顔、手、足などのざっくりしたパーツが大きくなりますが、複数をまとめて巨大化させることはできません。
からだポンプを複数用意し、同時にポンプを使えば全身をまとめて大きくすることができるでしょう。
ジャイアンの危険な思想
いじめっこのジャイアンは非常に危険な思想の持ち主だということがわかりました。
ドラえもん12巻「大男がでたぞ」P105:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
このコマを見てもわかるように、ジャイアンは自分に逆らう人間をことごとく排除していくようなのです。
これは独裁者の中でも非常にタチの悪いタイプの持ち主で、気に入らないことがあれば即制裁を加える可能性があります。
『オレのものはオレのもの、お前のものもオレのもの』というジャイアニズムを代表する名言があるように、ジャイアンはとにかく自分中心に物事を考えるようですね。
小学生だからまだ許される部分があるものの、こういう危険な思想の持ち主は将来大きな犯罪を犯してしまう恐れもあります。