山と心を通わせるためには『心の土』を使いましょう。
あなたと自然は本当の友達になれるのです。
のび太と裏山
ゆっくりと時間が流れるしずかな裏山はのび太の憩いの場所です。
自主的にゴミを片付けたりするのび太の姿を見たドラえもんは『心の土』を裏山にばらまきます。
ドラえもん26巻「山は生きている」P110:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これで裏山とのび太は心が通い、友達のような関係になったのでした。
ところがのび太は裏山で過ごす時間が長くなり、友達との時間を無くし、家にも帰らなくなってしまったのです。
責任を感じたドラえもんは土下座してでものび太を帰そうとしますが、のび太は聞く耳を持ちません。
最後は危機感を感じた裏山自身がのび太を追っ払い、ダメ人間になる一歩手前のところで救われたのでした。
ドラえもん26巻「山は生きている」P120:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自然界と心が通じるひみつ道具
山というとてつもない巨大な自然と人間が心を通わせる『心の土』は、ドラえもんのひみつ道具ならではというものでしょうか。
のび太の自然に対する深い愛情と思いやりがあったからこそ、裏山とのび太はお互いを想う関係になったのでしょう。
裏山を実体化
このあとで登場する『心よびだし機』を使えば裏山の心を実体化することもできます。
ドラえもんはこの道具を使って裏山を説得し、のび太を家に帰すことができたのでした。
もし海に使うことができたら?
『心の土』は山に対して使った道具ですが、もしこれが海にも使えるとどうなるでしょうか?
のび太が好きな裏山は小さな山で、のび太も掃除をしていたのでキレイに保たれていました。のび太との関係もそれで良好だったのです。
ところが海は世界中つながっています。
『心の土』で海が心を持った瞬間、至るところで海洋汚染が発生している現状をみて人間たちに襲いかかってくる可能性が高いです。
うかつに海に対して『心の土』を使うと人間すべてが滅んでしまう恐ろしい結果を招く可能性も考えられます。
もちろんそれらは全て自業自得だと受け入れる覚悟があれば話は別なのですが・・・。