決めたスケジュールを何がなんでもやり遂げたい人におすすめなのがスケジュールどけいです。サボりがちな自分を変えたい、時間通りにテキパキ行動したい人、いませんか?
予定管理は大切
日常の生活において、予定を決めて動くことはとても大事。行き当たりばったりでは時間を無駄にするだけでなく、大した成果を上げられないこともあります。
いつもぼやっとして時間を浪費するだけののび太を真人間にするため、ドラえもんが出したひみつ道具がスケジュールどけいです。ドラえもんは時間の大切さを教えようとしていたのですね。
強制的にスケジュールを守らせる
予定を書き込んだ紙をスケジュールどけいにセットすると、そこから厳しいスケジュール管理が始まります。計画した時間になるとスケジュールどけいは鋭い針をした手で突き刺し、何がなんでもスケジュールを守らせるよう強制します。
逃げても隠れてもどこまでも追ってくるので、予定をこなすしかないのです。
さぞかし痛いのだろう ドラえもん3巻「スケジュールどけい」P56:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ちょっと手荒な気もしますが、出来事を徹底的に管理するクセをつけるためには、多少の荒療治が必要なのかもしれません。
予定のセットの仕方に注意しよう
スケジュールどけいを使う場合、予定のセット方法が肝心です。予定を書いた紙をセットした人に守らせるよう機械が認識しているので、誰かの予定を自分がセットすると大変なことになります。
コミックでは、本来はのび太が守るべきスケジュールを誤ってドラえもんがセットしたからさあ大変。のび太が計画していた野球やテレビ、なんとトイレの時間まで全てドラえもんが行わなくてはいけなくなりました。
原子炉を持つドラえもんは排泄は不要 ドラえもん3巻「スケジュールどけい」P56:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
無謀な予定は入れないこと
張り切りすぎて無謀な予定を入れるのは止めておきましょう。どんなに辛くても、しんどくても、スケジュールどけいがある限り全ての予定をこなす必要があります。
雨でも野球をやるし、おやつがなくてもおやつを食べるフリをしなくてはいけない、テレビが壊れていても見続けなければいけないのです。スケジュールに余裕を持ち、しっかり休憩時間をはさみ、余裕のある計画を立てることをおすすめします。
優秀な目覚まし時計
使い方を誤ると大変なことになるスケジュールどけいですが、目覚まし時計にぴったりだと思いませんか?起きたい時間を設定しておけば、どんな手を使っても起こしてくれるわけです。
二度寝しようものなら針こうげきが待っていますし、痛みで目が覚めて寝過ごす心配もありません。慣れてくると、設定した時間になる前に自然と目が覚めるようになるのではないでしょうか。
時間を管理するという観点では、タイムマシンで時間そのものを操るのとは対照的に、スケジュールどけいは今の時間の中で行動を律するための道具です。スピードどけいが時間の流れを速めたり遅めたりするのに対し、スケジュールどけいはあくまでも実際の時間軸の中で行動を強制するという違いがあります。
自己管理したい人にぴったり
徹底的に自己管理したい人はスケジュールどけいがぴったりです。学校の時間割のようなもので、はじめから予定が決まっていれば余裕を持って準備ができるし、時間を効率的に使うことができます。
人生も同じようなもので、1日の流れを計画し、1ヶ月を計画し、人生を計画して生きるのです。自分が決めた通りに人生が進みはじめると面白いと思いませんか?
ドラえもんは子ども向けの漫画と思われがちですが、大人が読んでもたくさんの気付きを得られる優秀な漫画なのです。アンキパンで記憶力を上げたり、宿題をやるロボットに頼るのとは違い、スケジュールどけいは自分自身の力で目標を達成するための意志力を鍛えるという点が本質的です。
予定を守る力は本物
スケジュールどけいは、予定を立てるだけで終わらせないところが強力です。普通の手帳やカレンダーは、予定を忘れないようにするだけですが、この道具は予定を実行させるところまで踏み込みます。のび太のようにすぐサボる人には、かなり効果がありそうです。
ただし、強制力が強すぎるため、予定そのものが間違っていると大変なことになります。無理な計画を立てれば、無理なまま実行させられる。道具が厳しいぶん、使う前の計画づくりが重要になります。
休憩も予定に入れるべき
スケジュール管理でありがちな失敗は、やることだけを詰め込みすぎることです。勉強、運動、手伝いをびっしり入れても、人間には休憩が必要です。スケジュールどけいは書いた予定を忠実に守らせるため、休み時間を入れ忘れるとかなりつらい生活になります。
本当に使うなら、睡眠、食事、トイレ、移動、休憩まで含めて現実的に組む必要があります。予定を守る道具は、予定を立てる力も同時に求めます。のび太が失敗するのは、ここを軽く見ているからでしょう。
現代の習慣化アプリに近い
現代にも、予定管理アプリやリマインダー、習慣化アプリがあります。スケジュールどけいは、それらを極端に強くした未来版といえます。通知で知らせるだけでなく、物理的に追いかけて実行させるのですから、効果は抜群です。
しかし、強制されるだけでは長続きしない可能性もあります。本当に大切なのは、自分で納得して予定を守れるようになることです。スケジュールどけいは、時間管理の大切さと、計画に振り回される怖さを同時に教えてくれる道具です。
スケジュールどけいを使う前に考えたいこと
スケジュールどけいは、効果だけを見るととても便利に思えます。しかしドラえもんのひみつ道具は、便利さがそのまま騒動の原因になることも少なくありません。使う人が目的をはっきりさせず、目先の得や面白さだけで使うと、最初の期待とは違う方向へ話が転がっていきます。
大切なのは、道具が何をしてくれるのかだけでなく、何をしてくれないのかを理解することです。スケジュールどけいにも得意な場面と苦手な場面があります。万能だと思い込まず、効果の範囲、持続時間、周囲への影響を考えて使えば、失敗はかなり減らせるでしょう。
日常にある悩みを大きく映す
スケジュールどけいが面白いのは、現実にもある小さな悩みを大げさな形で見せてくれるところです。楽をしたい、失敗を取り返したい、誰かに勝ちたい、危険を避けたい。そうした気持ちは誰にでもあります。ひみつ道具はその願いを一瞬でかなえますが、同時に願いの危うさも見せてくれます。
のび太が道具を使って失敗する場面は笑えますが、読者自身にも思い当たる部分があります。もし自分がスケジュールどけいを持っていたら、本当に正しく使えるのか。そう考えさせるところに、ドラえもんのひみつ道具紹介としての面白さがあります。
読者が想像したくなる余白
作中で描かれる使い方は、道具の可能性の一部にすぎません。スケジュールどけいも、別の場面で使えばまったく違う活躍をするはずです。学校、家庭、旅行、災害時、仕事の現場など、置かれる場所が変わるだけで新しい使い道が見えてきます。
一方で、使い道が広いほどルール作りも必要になります。誰が使ってよいのか、どこまで使ってよいのか、失敗した時にどう戻すのか。こうした点まで想像すると、ひみつ道具は単なる便利アイテムではなく、未来の社会を考えるきっかけにもなります。




