『若い時の苦労は買ってでもしろ』ということわざもあるように、若いうちに苦労を知っておけば、大人になった時に色々と役に立つといいます。

しかし最近の若い人はなかなかそういう機会が無いといいますね。

今回は買ってでもした方がいいといわれる苦労を味わえる『くろうみそ』というひみつ道具を紹介します。

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くろうみそとは

ツボに入っているただの味噌に見えますが、ひとなめすれば色々な事に邪魔が入り、何をするにしても色々と苦労することになります。

自らを追い込むだけの苦しいひみつ道具ですが、人生経験を豊かにしてくれるかもしれないと考えることもできますね。

ちなみに沢山の量を舐めてしまうと、その分苦労が長引いてしまうようになります。

本編での使われ方

のび太は勉強机に向かうもどうにも身が入らずにすぐ遊びに行こうとしてしまい、パパから長いお説教を受けます。

「辛いことがあっても逃げたり楽な道ばかりを進めば、人間がダメになる。男なら辛い事から逃げたりせずに立ち向かえ!」

この説教が心にズンと響いたのび太は、己を鍛えるために苦労を自ら受け入れようと改心するのです。

お説教にやる気を出すのび太

パパのありがたいお説教

ドラえもん8巻「くろうみそ」P183:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

ここがのび太のいいところですね。

いいと思ったことをすぐ行動に移す実行力は、実はあまり知られていないのび太の長所でもあります。

そこでドラえもんが出した道具が『くろうみそ。』

ひとなめすれば何をするにも物凄く苦労をするといいます。

のび太に対するパパのありがたいお説教

「いいや2ページほどやる!」というパパの有名なセリフの初出はこの話になります。

のび太のパパの説教

悪びれた様子のないのび太

ドラえもん8巻「くろうみそ」P182:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

お説教をされた直後こそ威勢のいいのび太でしたが、くろうみその効果でおやつを食べるだけでもとんでもない苦労を強いられる羽目になります。

そして苦労の末にようやくおやつを食べることが出来てその結果、「たかがおやつを食べるためだけにこんなに苦労するのは割に合わない」という、ある意味もっとものび太らしい結論に達してしまいました。

しかしパパのこのお説教、大人が読み返してみてもグッとくるありがたい内容になっています。

「男だったら〜だろう」というのはある意味昔の考え方ではあるものの、困難にぶつかって大きな人になれという不変の心理は非常に胸をうつものがあります。

人生の勉強に役立つ道具

苦労を味わいながらそれを乗り越えてきた人とそうでない人は、大人になってから大きく人間性が異なると言われます。

苦労を経験するからこそ他人の痛みや感情に共感を示し、寄り添える人になれるからです。

自分のことばかり大切にするのではなく、人にも優しく接するためにも、くろうみそは上手に使っていきたいところですね。

パパが持つ『男の意地』

パパは自分が手本を見せようと、のび太たちが止めるのも聞かずに自らくろうみそを大量に舐めてしまいます。

そのせいで、タバコを吸うのにすら邪魔が入り続けて苦労を強いられるパパ。

ドラえもん達に「タバコ吸うの諦めるの?」といわれても、「男が一度思い立った事を簡単に諦めたりはしない」と啖呵を切り、意地になって苦労をし続けるパパに半ば呆れながらも「人生は厳しいなあ」とつぶやく2人でした。

自分で火を起こしてタバコを吸おうとするのび太のパパ

子の前で意地を見せるパパ

ドラえもん8巻「くろうみそ」P189:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

パパは大人であるからこそ、苦労の重みと大切さをよく理解しているという事ですね。

くろうみそに似た道具

コミックス34巻『アドベン茶で大冒険』に登場する『アドベン茶』はくろうみそに非常に似た効果があります。

一口飲むと普通の街中でもスリル満点なアドベンチャーを体験する事ができます。

ただし一口で5分間の効果が決められていて、大量に飲めば飲むほど持続時間が長くなります。

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