1じょう飲むと300m歩かないとママに会うことができない『ママをたずねて三千キロじょう』。
なかなかおもしろいコンセプトのひみつ道具です。
グアムまでママに合いにいく?
ママにこっぴどく叱られたのび太は二度とママに会いたくない様子。
ドラえもんが取り出した『ママをたずねて三千キロじょう』は1じょう飲むとママに合うまでに300m歩かなければいけない効果があります。
のび太はあろうことかこれを1万じょう全て一気に飲んでしまったのです。
ドラえもん21巻「ママをたずねて三千キロじょう」P142:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
やることが極端すぎて驚きますよね!
300m x 1万じょう=3,000キロ!
日本からグアムをゆうにこえる距離を歩かない限り、のび太は二度とママに会うことができないのです。
狭い家の中なのにいくら探してもママに会えないのび太。
これはどうしようもないと思ったドラえもんはどこでもドアを取り出し、苦肉の策として1,500キロ離れた場所に行って帰って3,000キロを稼ぎ、無事にママと会うことができたのでした。
ドラえもん21巻「ママをたずねて三千キロじょう」P145:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
どこでもドアはアリなのか?
3,000キロ歩くのはさすがに現実的ではありませんが、果たしてどこでもドアを使ってその距離を省略するのはアリなのでしょうか?
結果的にママに会えたので3,000キロを歩いたと判断されたわけですが、でものび太が実際に3,000キロも足を動かしたわけではありません。
どこでもドアでのび太の位置が変わったことは事実なので、おそらく『ママをたずねて三千キロじょう』は今でいうGPSのような機能があるのでしょう。
のび太の現在地を把握しつつ、今の場所から3,000キロ移動したと感知すればそれでクリアになるのだと予想されます。
安全が考慮されてない危険な道具
のび太のように誤って全てを一気に飲んでしまう危険性を開発者はしっかり認識しておくべきです。
今回はたまたまどこでもドアがあったからよかったものの、何も手段がないと本当に3,000キロを移動する必要が生じてしまいます。
もし毎日フルマラソン(42.195km)するとしても3,000キロを踏破するには70日以上かかる計算です。
これはちょっとなかなか辛い数字ですね。