耳に詰めるだけで小さな音を集音できる『マイクロ補聴器』の紹介です。
ガリバーのび太
絵本ガリバー旅行記に感動したのび太は『宇宙救命ボート』を使って小さな人間が住む星を探して小人の役に立とうと決めます。
ドラえもん36巻「めいわくガリバー」P28:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
小人たちの言葉を聞き取るために『マイクロ補聴器』を使い、人助けをしようとしますが全て行動がアダになってしまいます。
どこにいっても何をしても行動に文句をつけられてしまい、人助けしようとしたことが虚しくなってきた2人。
結局ガリバーは迷惑がられたというオリジナルストーリーを完成させてしまったのでした。
ドラえもん36巻「めいわくガリバー」P32:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
高性能な集音機能
身長差が何十倍もある小人の言葉をクリアに聞き取る性能を誇る『マイクロ補聴器』。
未来のひみつ道具ですので、集音レベルも簡単に調整できることが予想されます。
これさえあれば耳が不自由な人でも快適に生活できそうですね。
宇宙に旅立つ必要はあったのだろうか?
のび太は巨人になって人助けをするヒーローになるため小人の星を探したわけですが、『ビッグライト』を使って自分が大きくなれば地球にいながら人助けができたのです。
もちろん家の近所でそれをやってしまうとのび太だとバレてしまうので、地域を変えて、もっというと国を変えてガリバーになればそれなりに活躍できたのかもしれません。
ドラえもんの耳は横にある?
小人の星で『マイクロ補聴器』を取り付けたドラえもんは、人間の耳のように顔の真横に取り付けていることがわかります。
ドラえもん36巻「めいわくガリバー」P28:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんは今でこそ丸っこい顔をしていますが、本来はネコ型ロボットで頭の上に2つ耳があり、集音センサーが取り付けられていたはず。
藤子先生の作画ミスなのか、それとも耳が無くなったことでセンサーを横に取り付けたのでしょうか。
実は同じようなシーンが大長編『のび太の魔界大冒険』でも見られます。
大長編のび太の魔界大冒険P124:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんは『耳バン』を顔の横に取り付けていますね。
同じ設定が2度も登場している様子を見ると、ドラえもんの耳は人間と同じ位置にある可能性が濃厚ですね。