人が入れない狭い場所などを探査し、写真を送信して中の様子を撮影するなどして活躍する『無人たんさロケット』の紹介です。
現代ではドローンがこれに似た活動をしていますね。
宇宙人は存在するか?
「宇宙人の秘密基地じゃないか?」と噂される恐怖の家があります。
本当に宇宙人がいると主張するジャイアン・スネ夫に対し、のび太はそんなはずないと否定派の立場を取り、ゲンコツをかけて勝負することになりました。
のび太はドラえもんから『無人たんさロケット』を借り、噂の家の中をくまなく捜査します。
突然写った宇宙人の写真に驚いて逃げ出したドラえもんとのび太ですが、その後ジャイアンとスネ夫が実はこの家は映画向けの人形や大道具を保管する場所だったと知ります。
ドラえもん14巻「宇宙人の家?」P145:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
のび太とジャイアン・スネ夫。お互いの主張が間違っていたことを知り、どちらもゲンコツの罰ゲームを避けるため逃げ出すという面白いオチを迎えるのでした。
ドラえもん14巻「宇宙人の家?」P146:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドローンよりも高性能
無人たんさロケットは一見するとドローンのような見た目をしていますが、性能はドローンより上です。
指示した場所に自動的に向かうだけでなく、搭載したレーダーのおかげで障害物にぶつかることなく飛び、さらに写真を撮影して送信してくるのです。
ドラえもん14巻「宇宙人の家?」P144:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドローンは人の操作が必要不可欠ですが、無人たんさロケットはその点かなり優れているといえるでしょう。
無人たんさロケットの活躍の場
未来のひみつ道具なので、おそらく過酷な状況での撮影にも十分耐えうる仕様だと推測されます。
放射線が飛び交う原子力発電所の中や火山の火口、ひょっとすると宇宙空間でもいけるかもしれませんね。
人が入ることができない危険な場所の救助活動などで活躍が期待されます。