頭でイメージした映像が写真になる『念写カメラ』。
これさえあればどんな写真も思い通りに作ることが可能です。
念写カメラをフル活用
ハイキングの写真が全てピンぼけしてしまったのび太はドラえもんに助けを求めます。
『念写カメラ』を使うと頭でイメージした様子が写真として出てくるので、これでハイキング当日を思い出せというドラえもん。
ドラえもん21巻「念写カメラマン」P133:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
面白くなったのび太は『念写カメラ』で宝塚の舞台に立つしずかちゃんの写真をつくったり、ラジコンを壊したジャイアンの証拠写真を出したり忙しくなります。
ママにせかされてハイキングの写真を念写したのび太でしたが、うっかりのび太自身も被写体に入れてしまい、結局だれが撮影した写真なのか疑問が残る結末を迎えるのでした。
ドラえもん21巻「念写カメラマン」P136:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
イメージがすべて
頭の中のイメージを形にする『念写カメラ』なので、写真のデキを左右するのはイメージ力です。
リアルな様子を思う浮かべるほど写真の仕上がりもよくなるのです。
のび太のように日頃から空想の世界をイメージする人はこの手のひみつ道具を上手に使いこなすでしょう。
証拠写真には注意
『念写カメラ』をつかって事件現場の証拠写真を作る時は注意が必要です。
イメージした様子が映し出されるので、やろうと思えば偽造の写真を作ることも可能なので、証拠をでっちあげることもできるのです。
コミックではジャイアンがラジコンを壊した犯人として描かれています。
ドラえもん21巻「念写カメラマン」P136:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
この時はたしかにジャイアンが犯人だったので疑う余地はないのですが、もし悪意をもった人が『念写カメラ』を使うと全く関係のない人を犯人に仕立て上げることもあるかもしれません。
写真という証拠がある以上、言い逃れするのは難しいかもしれませんね。
しっかりアリバイを立証できればいいのですが・・・。
子どもや動物に使わせたい
子どもや動物に『念写カメラ』を使ってもらうと面白い結果になりそうです。
普段どういうことを考え、どんな世界をイメージしているのか?
現代の我々の科学技術ではそこまで解明するのは難しいのですが、ひみつ道具があればそんな夢も簡単に叶えることができるのです。
今までにない全く新しい世界が見える可能性もあり、ワクワクしてきますね。