人に取り付けると、水道の蛇口のようにおねしょをしてしまう『おねしょじゃ口』です。
コミックでは、すもう大会で負けた人への罰ゲームとして登場しましたが、実際に取り付けられるシーンはありませんでした。
夜中のすもう大会
近所の子どもたちの間でガキ大将になりたいというのび太の願いを叶えるため、ドラえもんは『ゆめふうりん』を使って眠っている子ども空き地に集めました。
そこでのび太が開催したのがすもう大会なんですが、負けた時の罰ゲームとしてドラえもんが出してくれたのが『おねしょじゃ口』というわけです。
おねしょじゃ口の効果
おねしょじゃ口を取り付けられた人はおねしょをしてしまうわけですが、その効果はハッキリ紹介されていません。
水道のようにひねることができる仕組みのため、開閉しておねしょを調整することが予想されます。
おねしょというぐらいなので、当然おしっこが漏れてしまうことが考えられますね。
しかし、ここで疑問が生まれます。
おねしょじゃ口の疑問
使われた様子がないおねしょじゃ口なので、色々と疑問点が生まれます。
水分がなくなるのか?
おねしょじゃ口は他人の体に含まれるおしっこ(水分)を強制的に排出するひみつ道具です。
じゃ口を開いておけば、延々とおねしょが出続け、体の水分が抜けきってしまう恐ろしい効果があるんでしょうか?
おねしょ=おしっこなのか?
そもそも、じゃ口から出るのはおしっこ(尿)なんでしょうか?
おねしょじゃ口の内部で水が作られ、おねしょに見せかける仕組みになっている可能性も否定できません。
コミック26巻「森は生きている」に登場する『どこでも蛇口』は、取り付けた場所から水を出すことができます。
ドラえもん26巻「森は生きている」P106:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これと同じようにおねしょじゃ口も、名前こそおねしょですが、ひょっとすると水を作り出している可能性もありますね。
罰ゲームとしての効果は抜群
のび太の年齢近くの子どもにとって、おねしょすることは精神的にかなりの罰ゲームになるでしょう。
友だちに見られるので、すもう大会後しばらくはおねしょの話題でもちきりになることも考えられます。
使いみちは限定される
おねしょというぐらいなので、寝ている人にしか効果がないひみつ道具と考えられます。
コミックでは『ゆめふうりん』で寝ながら強制的に行動させられている友だちに対しておねしょじゃ口を取り付けようとしていましたよね。
未来の世界では、おねしょばかりする小さい子どものしつけとして使われているんじゃないかと考えられます。
もし現代で開発されたとしても、使いみちはなかなか狭まりそうですね。