倒すとその場所が坂道になる『さか道レバー』。
コミックでは『いつでもスキー帽』で擬似的に出現させた雪の世界でゲレンデを再現するために使われました。
いつでもどこでもスキー練習を!
スキーの練習をしたいのび太は、ドラえもんに頼んで『いつでもスキー帽』と『さか道レバー』を出してもらいます。
レバーを倒すと世界がググッと傾くので、それを利用してどこでもゲレンデを出現させてスキーの練習をしようという魂胆です。
ドラえもん21巻「雪がなくてのスキーはできる」P8:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ゲレンデがあることとスキーが滑れることは全くの別物で、運動神経のいいしずかちゃんの隣でのび太は転がりまくる始末。
最終的には「スキーの練習は来年にする」とすぐに投げ出すいつもの残念なのび太に戻ってしまうのでした。
ドラえもん21巻「雪がなくてのスキーはできる」P9:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
周りからみたら平坦な世界でも
『さか道レバー』を使っている人にとっては傾斜のついた世界でも、周りからみたら普通の平面のままです。
他の人が見たらびっくりしてしまう様子でしょうが、それがひみつ道具のすごいところですね。
35巻でも再登場
『さか道レバー』はスキー以外の用途でも使うことができます。
コミック35巻でもこのレバーは登場し、自作の木の車を走らせるために擬似的に坂道を作り出すときにも使われました。
普段よりも早く走ることができる
作り出す坂道は自分にだけ適用されるため、例えば自転車に乗りながら坂道を作ったり、かけっこをするときに坂道をつくると普段よりも早いスピードで移動することができますね。
問題はどこにレバーを取り付けるかですが、自転車はともかくかけっこする人がレバーを隠し持つのはちょっとむずかしいかもしれません。
もし『スモールライト』がすでに開発されていれば、『さか道レバー』を小さくしてポケットの中に忍ばせておくこともできますね。
複数の道具と併用することで本来の力を発揮することができるひみつ道具といえそうです。