現実にあった辛いことを打ち消す楽しい夢を見させてくれる『サカユメン』。
ただし使い方を間違えると恐怖のひみつ道具になってしまうので注意が必要です。
一時の楽しい時間サカユメン
いつも辛い現実にばかり遭遇するのび太を見たドラえもんは、せめて夢の中だけもいい想いをしてほしいということで『サカユメン』を取り出します。
嫌なことを忘れるような楽しい夢を見て現実世界の活力にして欲しかったのですね。
ドラえもん36巻「サカユメンでいい夢みよう」P16:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
楽しい夢のおかげですっかり元気になったのび太は大量のサカユメンを飲みますが、そんな日に限ってテストの点がよかったりお小遣いをもらえたり。
サカユメンの効果により、その日の夢は想像もつかないほどの悪夢にうなされるのび太なのでした。
夢の中だけでもいい想いを
嫌な現実があれば楽しい夢に、逆に楽しい現実があれば悪夢に変わる『サカユメン』。
ドラえもんは事前にそのことを警告しておくべきでしたね。
ドラえもん36巻「サカユメンでいい夢みよう」P23:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
寝る直前に飲むのがおすすめ
のび太の失敗の原因は調子に乗って『サカユメン』を朝から飲んでしまったことです。
その日1日がどんな日になるかはその時点で予想はつかないので、不意に幸運が訪れることもあるのです。
『サカユメン』は就寝直前に1日を振り返り、飲んだほうがいいかちゃんと判断した上で使うべきですね。
夢のパワーはあなどれない
夢の世界は基本的に何でもありなので、楽しい夢が翌日の活力につながることは容易に想像できますね。
特にのび太のように人の言うことを素直に聞くタイプの人にとって、夢のパワーはかなり影響力があると思われます。
「せめて夢の中だけでもいい想いを」というドラえもんの考え方もある意味正しいのかもしれません。
このひみつ道具はこの巻で読めます