理想の建築物を作るためのアイディア用紙『設計紙』です。
『地下工事マシン』にセットすることで、紙に書いた内装を自動的に全て作り上げてくれる効果があります。
のび太の秘密基地、完成!
裏山にいい感じのほら穴を見つけたのび太はさっそく秘密基地として使おうと計画します。
が、それをジャイアンとスネ夫に奪い取られ、悲しみのあまり泣き出してしまうのび太。
そんな様子を見てドラえもんは『設計紙』を取り出します。
『設計紙』に書いた理想の地下秘密基地が現実のものになることを知ったのび太は大喜び!
ドラえもん20巻「設計紙で秘密基地を!」P9:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自慢の秘密基地からジャイアンたちを攻撃してほら穴を奪い返したり、しずかちゃんを助けたり、のび太は秘密基地に大満足です。
ところが今度はママに秘密基地を奪い取られてしまい、勉強の監視部屋として逆に利用されることになってしまったのでした。
ドラえもん20巻「設計紙で秘密基地を!」P18:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
建築家の夢の秘密道具
書いた設計図通りに簡単に仕上がる『設計紙』は、建築家の夢の道具といえるでしょう。
紙に書きさえすれば、時間もお金もかけずに一瞬で建築物が出来上がってしまうのですから、こんな楽ちんなことはありません。
適当な設計図でもOK
のび太は建築の専門家でも何でもありませんが、彼が書いた設計図によって立派な地下秘密基地が出来上がりました。
ドラえもん20巻「設計紙で秘密基地を!」P7:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
上の画像がのび太が作った設計図なのですが、子供の落書きレベルであっても建築物のクオリティは妥協しません。
本格的にミサイルまで発射可能な高レベル秘密基地が簡単に完成したのです。
今の世界でここまで実現することができれば、世紀の発明品として有名になること間違いなしですね。
地下に広がる四次元空間か?
これだけ広い地下建造物であれば、下水管やガス管などに大きな影響が出てもおかしくありません。
ところがコミックの中ではそういう描写が一切ないところを見ると、地下秘密基地は四次元空間(別の世界)に広がるような特別な構造になっているのかもしれませんね。
物理的な土地の広さを必要としない秘密基地ということであれば、入り口さえ隠してしまえば誰にも見つかることがありません。
まさに世界最強の秘密基地といっても過言ではないのです。
今後『設計紙』によって建築される秘密基地が争いに利用されないことを切に願うばかりです。