千里一歩はねぼうき

大量にあってうんざりするものも『千里一歩はねぼうき』ではらうと細かく分割して取り組むことができるようになります。

のび太のテスト勉強

明日のテストでは絶対に0点を取ることができない!せめて20点は・・・と珍しく勉強にやる気を出すのび太。

ところが教科書の出題範囲の広さを見てうんざりしてしまいます。

ドラえもんが『千里一歩はねぼうき』で教科書をはらうと1ページ以外が真っ白になってしまい、着実に1ページずつ集中して取り組めるようになったのです。

千里一歩はねぼうき
確実に集中できそうだ

ドラえもんプラス1巻「きらいなテストにガ〜ンバ!」P185:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

それでも勉強のやる気が出ないのび太に対し、ドラえもんがとった行動とは?

まずは一歩ずつ進むべし

『千里一歩はねぼうき』は確実に最初の一歩を踏み出しやすくするためのひみつ道具です。

千里の道も一歩からの言葉のように、たった1つだけなら、1ページだけならと取り掛かりの心理的ハードルを下げる効果があり、面倒くさいことも取り組みやすくしてくれるのです。

教科書を隠せばいいのでは?

のび太の場合、勉強に集中するため残りのページを隠せば『千里一歩はねぼうき』と同じ効果があると思うかもしれません。

しかし、隠して見えなくするのと真っ白になるのでは心理的に感じる負担の大きさが異なります。

千里一歩はねぼうき
取っ掛かりを作るのが大切である

ドラえもんプラス1巻「きらいなテストにガ〜ンバ!」P185:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄

隠しているものは見ようとすれば見えますが、真っ白だと物理的にどうやっても見えず、まずはその1ページに集中しようという気になるのです。

融通が効くかどうか不明

教科書で勉強していると、少し先のページの内容を参考にする時もあります。

しかし『千里一歩はねぼうき』で真っ白になっていると読むことができず、そういう時に臨機応変にページが現れたりするのでしょうか?

集中力を高めるため1ページずつ取り組むのは理解できますが、必要な情報が手に入らない可能性もあり、本当の使い勝手はわからないままです。

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