『しずめ玉』がぶつかった対象物はズブズブと地面に沈んで見えなくなります。
とっさに物を片付けたい時や邪魔な障害物をどける時などに役立ちます。
沈んだドラえもん
部屋が片付かなくて困っているのび太を助けるべく、ドラえもんは『しずめ玉』を使います。
ドラえもん24巻「しずめ玉でスッキリ」P86:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
面白さを見出したのび太は邪魔なドラえもんを畳の下に沈めるとともに『しずめ玉』を持ち出して様々ないたずらをしかけることに。
ひょんなことから誤ってジャイアンの家が沈んでしまいますが、かろうじて残っていた『うかび玉』のおかげで事なきを得るというトラブルにも遭遇してしまったのでした。
ドラえもん24巻「しずめ玉でスッキリ」P93:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ものを隠すときに便利
『しずめ玉』を投げるだけで物がどんどん地面の中に沈むので、とりあえず物を隠したいという時には本当に便利です。
沈むといっても地表から数十センチのところに滞留しているので無くなることはありませんし、『うかび玉』を使えばすぐに取り出せるので簡易的な倉庫として考えることもできますね。
人間が沈んでも大丈夫?
もし『しずめ玉』で人間を沈めると、最悪は窒息する可能性があります。
ドラえもんも畳の中に沈んだものの、彼は宇宙空間でも生き延びることができるロボットなので窒息の心配はありません。
一方、沈んだジャイアンの家を『うかび玉』で浮かべた時、家の中にいたジャイアンの母ちゃんはピンピンしていました。
ドラえもん24巻「しずめ玉でスッキリ」P95:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
母ちゃんの場合は家の中に溜まった酸素のおかげである程度持ちこたえられたのでは?と推測できます。
いずれにしても完全な安全が担保されているわけではないことを考えると、いたずらに人間を沈めるようなことはしないほうが無難ですね。
うかび玉とセットで携帯したい
『しずめ玉』で沈んだものを取り出すためには『うかび玉』が必須です。
地面を掘り起こすなど現実的ではないですし、そもそも物理的に地下に格納されているかどうかも定かではないのです。
沈んだジャイアンの家はたまたま助かったからよかったものの、『うかび玉』がない状態では決して使ってはならない危険なひみつ道具ともいえるのではないでしょうか。