『そっくりかかし』は息を吹き込んだ人そっくりの姿になるゴム風船です。
つくしの見張り番
のび太の家の前にめずらしくつくしが生えていました。
道行く人がそれを取ろうとするので、『そっくりかかし』でのび太のそっくりさんを作り、見張り番を立てることにします。
藤子F不二雄大全集ドラえもん11巻「そっくりかかし」P98:小学館
なんとなく頼りなさを感じるかかしですが、それでも一定の見張りの役割を果たしてくれます。
もっと力強くするため、あろうことかジャイアンの見張りを立てるのですが、それが不幸の始まりでした。
本人そっくりのゴム風船
『そっくりかかし』に息を吹き込んだ人そっくりのゴム風船が出来上がります。
移動することはできず、かかしのように一箇所にとどまり続けて単純な命令に従います。
〜を守れ、と命令しておくと、近づく人に「う〜!」と唸り声をあげて威嚇する機能があります。
ジャイアン人形の場合、のび太と違って手を出す機能もあり、息を吹き込んだ人の性格によっても変化するのでしょう。
能力がそっくり
どうせ作るなら腕っぷしの強い人のかかしを作りましょう。
かかしは最初こそ驚かせることができますが、人形だとバレてしまうとその後の効果が激減します。
ジャイアンのように殴りかかるかかしだと近づきづらい効果もありますね。
立体コピー紙でもいいけれど
立体的なコピーを作ることができる『立体コピー紙』で身代わりを作って見張りにする手があります。
関連ひみつ道具
あたかも本人がそこにいるかのように見せかけることができるものの、紙なので風に飛ばされやすく、話しかけても全く無反応なため、やはりこちらもあまり効果は期待できません。
このひみつ道具はこの巻で読めます