雑誌に好きなページを入れることができる『すりこみ製本機』。
あたかも自分の作品が掲載されているかのように見せかけることができます。
クリスチーネ剛田、大活躍?
ジャイアンのかわいい妹ジャイ子は漫画家志望です。
なんども編集部に応募し続けるジャイ子をはげますため、『すりこみ製本機』で一流雑誌にジャイ子の作品を掲載しようと考えるジャイアン。
ドラえもん29巻「まんが家ジャイ子先生」P183:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
一時的に喜んだジャイ子でしたが、彼女は以外にも冷静な一面を見せます。
『編集部へのお礼』『ファンレター』『他雑誌からの引き合い』『原稿料』などなど、さすがのドラえもんでも対応しきれません。
最終的に自分の力の無さを客観的に見つめなしたジャイ子はイチから出直すことを決めたのでした。
ドラえもん29巻「まんが家ジャイ子先生」P191:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
自分の作品が一流誌に掲載
既存の雑誌のページの中に自分の作品をはさみこむことができる『すりこみ製本機』。
完全にお遊び目的のひみつ道具ですが、身の回りの人を驚かせるには十分すぎる性能があります。
あたかも連載コンテンツのように見せかけることができるため、事情を知らない人からするとビックリですよね。
誤植対応には不向き
もし雑誌に誤植が見つかった時にページをすりこむ目的で使えるかも?と感じますが、誤植対応には不向きな『すりこみ製本機』。
対象となる現物を機械に投入する必要があるため、大量に製本した雑誌を一度にさばくことは想定していなからです。
妹に対するジャイアンの愛情
ジャイアンは妹思いの優しい兄貴です。
ジャイ子のためなら苦労をいとわない姿勢は多くの人に勇気と感動を与えます。
普段は乱暴なジャイアンですが、妹の苦労を知る彼がドラえもんとのび太に泣いて懇願するシーンが印象的ですね。
ドラえもん29巻「まんが家ジャイ子先生」P190:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄