宅配便の配達員になることができる『たくはいキャップ』。
荷物を運ばざるを得ない状況になります。
泥棒は優秀な配達員
街ゆくとあるおじさんが危険な泥棒であることを『ナニスルグラス』で知ってしまったのび太。
ドラえもんは『たくはいキャップ』をおじさんに拾わせて様子を見ることにします。
ドラえもん44巻「たくはいキャップ」P59:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
泥棒するつもりがつい配達ばかりしてしまうおじさんは最終的に泥棒することをあきらめて真面目に働くことを決心するのでした。
ドラえもん44巻「たくはいキャップ」P62:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これであなたも配達員
『たくはいキャップ』をかぶると、例え物を盗もうとしても結果的にそれを配達することになってしまう不思議な効果があります。
配達なんて誰でもできるんじゃ?と思いますが、自分では配達しようと思ってもいないのに結果的に配達につながるというのが特徴ですね。
盗む行為がすべてうまくいかず
『たくはいキャップ』の効果はすさまじく、泥棒行為をすべて配達に変えてしまいます。
ドラえもん44巻「たくはいキャップ」P62:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
盗んだ風呂敷をうっかり忘れた先が本来のお届け先だったとか、盗んだテレビが重たくて一休みした先が配達先だったなど、周りから見たら本当に泥棒しようとしたの?と思うしかない状況です。
配達の品質は約束できない
ちゃんとした物流業者であれば荷物を壊さず濡らさず運びますが、『たくはいキャップ』はそこまで担保できないのがネックでしょうか。
運んでいる時にガタガタ揺れるでしょうし、雨が降ってきてもお構いなしかもしれません。
運ぶ荷物も人が運べる大きさと重さに限定されるのが残念ですね。
物流業界の人手不足に役立つかも?
人手不足問題がさけばれる物流業界ですが、『たくはいキャップ』が一般に普及すれば問題解決に役立つかもしれません。
結果的に配達することになるのであれば、わざと無防備に商品を置いておくだけで勝手に持っていってくれるのです。
もちろん『たくはいキャップ』ということが分かってしまうと誰もかぶらなくなってしまうため、もっと小型化するなりスプレーで吹きかけて宅配効果を付与するなど工夫することで解決できるでしょう。