『ぜったい安全がさ』を使うと何が起こっても安全に暮らすことができます。
傘に守られる日常
犬やジャイアンから逃げるのび太。そんな中でママはお使いにいけと言い始めるのです。
のび太はドラえもんから借りた『ぜったい安全がさ』のおかげで敵を吹き飛ばし、ボールを打ち返し、車から逃げることができたのです。
ドラえもんカラー2巻「ぜったい安全がさ」P45:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ところが肝心のお使いをすっかり忘れてしまい、結局怒られてしまったのでした。
傘が自動的に反応
『ぜったい安全がさ』を持っておくだけで、身の回りに危険が近づいたとき、傘が自動反応してあなたを守ってくれます。
ぐるぐると回転して風を起こして敵を追い払う。
自動的にボールを打ち返してぶつからないようにする。
風に乗って体が飛んでいく、など傘特有の形状を利用した絶対的に安全なひみつ道具なのです。
社会も安心
『ぜったい安全がさ』さえ持っていれば、交通事故や事件性のあるものは激減することでしょう。
もしこのひみつ道具が一般的に普及すれば世の中の構造は大きく変わってくるのでしょうね。
たくさん数を用意すれば警備員いらずの安全な世の中に変化していくことが予想されます。
のび太の度胸のすごさ
のび太は『ぜったい安全がさ』の性能に惚れ込み、絶対に安全だからという理由だけで赤信号の横断歩道を無謀にも渡り、結果的に車から逃げることができました。
ドラえもんカラー2巻「ぜったい安全がさ」P46:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
これは要するに命綱をつけずにバンジージャンプを飛ぶのと同じようなことです。
安全が保証されているとはいえ、自ら危険に飛び込むとき人は誰でも躊躇しそうなものですが、のび太はその様子が一切ありません。
よほど道具(ドラえもん)を信用しているのか、それとも何も考えていないだけなのか、はたまた大胆な行動力を隠しているのか、いずれにしても普通とはちょっと違うのび太が見られるチャンスでしたね。