『あげられたこ』を使うと、たこではなく自分が空に浮かぶようになります。
未来のたこ
たこあげが下手くそなのび太は、部屋の中で楽しむ『ミニだこ』ですら上げることができません。
代わりに取り出した『あげられたこ』でようやくうまく自分の体が浮かび上がり、満喫していたのび太。
ドラえもんカラー2巻「あげられたこ」P131:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
友達もさそって一緒にたこで遊んでいたところ、糸が絡まってこんがらがってしまったのでした。
自分の体が浮かびます
『あげられたこ』を地面に設置し、タコ糸を伸ばすと体がフワフワと浮かび上がります。
おそらくたこ本体が反重力装置になっていて、使用者を浮かび上がらせる効果があるのでしょう。
糸を伸ばせば伸ばすほど空高く浮かび上がります。
上昇・下降も思い通り
浮かんだ体は上昇も下降もできます。
ドラえもんカラー2巻「あげられたこ」P133:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
糸を伸ばすと浮かぶのは理解できても、のび太がどうやって降りたのか細かい説明はなされていません。
『タケコプター』と同じで使用者の意思が伝わってコントロールしていると思われ、見た目は単純なたこなのですが、未来の技術が結集しているのでしょう。
安全性に難あり
『あげられたこ』は見る感じ非常に危険なひみつ道具です。
浮かんだ体を支えるのは貧弱な糸1本のみで、落下防止装置や吹き飛ばされ防止装置の類があるのかどうかわかりません。
ジャイアンとスネ夫のように、上空で糸が絡まってしまったらどうするのか?という場面での対処法も不明なのです。
ドラえもんカラー2巻「あげられたこ」P133:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
たこあげは広い場所で
たこあげは基本的に障害物のない広い場所で楽しむものです。
『あげられたこ』もある程度自分の意思でコントロールできるとはいえ、突風や電線など考えうる現実的な問題もあるでしょう。
もしあなたが『あげられたこ』を手に入れても、公園やなど開けた広い場所で楽しむようにしましょうね。