寝台列車ブルートレインを模したひみつ道具『ブルートレインセット』。
家が動き出すという画期的なアイディアです。
夜行列車ならぬ夜行ハウス
ドラえもんの時代にも列車マニアはいるようです。
『ブルートレインセット』を家に取り付けると、夜の間だけ運行する寝台列車のように家を電車代わりにして移動することができます。
ドラえもん25巻「ブルートレインはぼくの家」P138:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
ドラえもんとのび太は本物の線路に家を乗せてガタンゴトンと移動します。
途中、食堂車(キッチン)で食事して雰囲気たっぷりな旅行を楽しんだ後、夜が明けるまで束の間の時間を楽しむ2人なのでした。
四次元に入るのでぶつかる心配なし
『ブルートレインセット』を使う家は四次元空間に入るため、周囲の壁や電柱をすり抜けて移動します。
どんな密集地帯から抜け出しても問題なく移動することが可能です。
目撃されないようにしよう
移動する家は周囲から丸見えです。
ドラえもん25巻「ブルートレインはぼくの家」P140:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
夜間なので人に見つからないというのはドラえもんが連載されていた当時の事情であることを忘れてはいけません。
今の時代、コンビニはあちこちに存在し、夜でも車はバンバン走っています。
家が動こうものなら警察が出動する大騒動になってしまいます。
『かたづけラッカー』や巨大化した『とうめいマント』を使って家を見えなくするなど事前の対策が必要です。
シンデレラに注意
『ブルートレインセット』を使った家は夜の間のみ移動することが可能です。
元の住所からあまり離れた場所に行き過ぎてしまうと、帰りの時間が足りなくなってその場で急停止なんてことになりかねません。
四次元空間に入っているから大丈夫なものの、知らない家が突然道のど真ん中に出現しようものなら大混乱です。
シンデレラのように時間厳守で楽しむようにしましょう。