人間の脳をそっくりコピーして動物をロボットにしてしまう『コピー頭脳』というひみつ道具を紹介します。
怠ける道具ではありません
マンガを立ち読みしていたのび太を探しに来たのは二足歩行のネコ。
ドラえもん43巻「コピー頭脳でラクしよう」P47:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
実はこれ、ドラえもんが『コピー頭脳』で自分の脳をコピーしてネコをロボットにしていたのです。
のび太もさっそく『コピー頭脳』を使いますが、弱っちいネコだとボディガードにならず、大型犬をロボットに仕立て上げます。
ところがうっかり長時間放置してしまったため、犬が自分自身をのび太と思い込んでしまい、家に帰れなくなってしまったのでした。
ドラえもん43巻「コピー頭脳でラクしよう」P53:小学館てんとう虫コミックス藤子F不二雄
人の脳をコピーします
『コピー頭脳』があると、その人の思考法や生活習慣、クセなどをそっくりコピーし、動物をその通りに動くロボットにしてしまいます。
もう1人の自分が生まれるようなもので、人手が足りない時に使うと重宝しそうですね。
意思が伝わるので強い決意が必要
動物をロボットにすると、今自分が考えていることが動物の行動に反映されます。
お使いにいきたくないと心で考えていると動物も怠けてしまうため、しっかりと強い意思で行動を決意し、ロボット(動物)に伝える必要があります。
使いっぱなしは危険
『コピー頭脳』で作り出されたロボットを長時間放置しておくと危険です。
ロボットは通常プログラムされた以上のことはしませんが、『コピー頭脳』は人格もコピーしているため、放置すると自分で自分を人間と思い込んでしまうのです。
のび太もこれで失敗したクチで、起こってしまったあとの対処方法としてはスキを見て『コピー頭脳』を取り返すしかありません。
ロボットが人間に抵抗する時代は案外近いのかもしれませんね。
このひみつ道具はこの巻で読めます